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No Takarazuka No Life

月組観劇「フリューゲル」

終わってしまった、月組公演「フリューゲル」。

普段は観ないのに急に決めて宝塚大劇場の千秋楽を配信で観た。

10年前くらいに友人とドイツに行った。
日本代表が南アフリカのW杯ベスト4に入り、欧州サッカーに長谷部選手、内田選手などいた時期。
サッカーのルールも知らないのに、長谷部選手に会うんだ!とブンデスリーガの試合を観にヴォルフスブルクまで行った。

ドイツが鉄道が発達していて、ベルリンから高速鉄道で行った。

その時、「地球の歩き方」や「るるぶ」などのガイドブックでドイツのこともいっぱい調べた。
ベルリンでは壁の跡もあったし、壁が一部残っている場所も見学した。
本当に街のど真ん中にあった。
こんな街中に壁ですか?という信じられない場所にあった。

DDR資料館も行った。監視されていた話。壁を越えようとして亡くなった方の話。正直怖かった。

ベルリンの壁崩壊は映像でしか見たことがない
(多分、某カップヌードルのCM)
それが1989年の11月だったとは。
わずか30年ちょっと前の話だったのね。

今回は東西ドイツの分断の時代からその雪解けに至る頃のお話。
アフガンの戦場、指名手配されている革命戦士の亡命の手助け、ナチスの収容所、ヒトラー、戦争犯罪、テロ予告・・・。

盛りだくさんで話に引き込まれた。
壁が壊れる寸前の東西壁を挟んでの第九の大合唱は、盆をぐるんぐるん回して迫力ある場面で鳥肌がたった。

あんなにぐるぐる回る盆も初めて観た気がする。

曲も、話も、すっかり気に入ってしまい。
今日の千秋楽もライブ配信で観劇した。

観てよかった。
劇場で観ているから臨場感は思い出せるし、細かいところはカメラが追ってくれるし。

今日やっと、マイクをどうやってすり替えたかが分かった(遅い)

次の全員揃っての月組東京公演はもう2024年の初夏。
トップコンビの退団公演になってしまう。

軍服あり(それも迷彩服からドイツ軍服、白の軍服)、スーツあり、さらに車の運転もしちゃう。
黒燕尾以外、ファンのすべての「こんな月城さんが観たい!」を詰め込んだんじゃなかろうかってな盛り盛りっぷりがよかった!!
やっぱり演出家の先生って一番のファンでもあるんだろうな。