公演ごとに販売される宝塚歌劇の「公演プログラム」。
観劇の度に買っていたらとんでもなく溜まって場所をとってきたので最近は購入を控えていました。
今回「CAPTAIN NEMO-ネモ船長と神秘の島-」の観劇の際、久しぶりに買ってみました。
公演プログラムとは
宝塚歌劇では公演ごとに「公演プログラム」が販売されます。
宝塚歌劇団理事長のごあいさつ、脚本・演出を担当された先生のごあいあつ、あらすじ、出演者の顔写真(スチール写真)、各場面の解説、再演作品であれば過去の出演者やエピソードなどが掲載されています。
価格はトップスターが出演する公演では1,000円、2番手以下の小劇場公演では600~800円が相場のようです。
同じ1つの公演でも宝塚大劇場のプログラムにはお稽古場の写真が、東京宝塚劇場のプログラムには宝塚大劇場公演時の舞台写真が掲載されるなど、1つの公演ですでに2種類あります。
そのたびに購入していたら大変なことに!あら大変↓。
なぜ買わなくなったのか
いつのまにか溜まってしまいかなり場所をとって困ったことが最大の理由ではありますが、他にもあります。
特に小劇場のプログラムで言えることですが、最低限のキャストはその作品用に新たに衣装や鬘をつけて写真を撮りますが、その他の生徒さん、特に下級生などは写真が変わるのは3年に1度くらいなので変わり映えしないのです。
ショー作品などでは場面ごとの出演者をプログラムで事前にチェックして頭に入れておいたほうが、いざ観劇の際に慌てずに済むメリットはあるのですが、結局その時しか読まない、自宅に帰って1回くらいは見返しますがその後読み返すことは稀です。
スチール写真と配役は宝塚歌劇の公式HPで見られますし、舞台写真はその後「歌劇」や「宝塚GRAPH」の専門誌、あるいは公演ごとに出る「ル・サンク」という舞台写真メインの雑誌で見ればいい。「ル・サンク」には権利に問題がない場合シナリオが載っています。
ではなぜ買ったのか
ご贔屓組に注力しすぎて他組の生徒さんの顔と名前があまりにも一致しないことに最近不自由してきたからです。
今回のような出演者の少ない小劇場の公演であれば、下級生まで役とセリフがあるため、顔と名前を一致させやすい、見分けやすい、覚えやすい、と思ったのです。
結果どうだったか
自信過剰でした。1回くらいじゃだめです。
観劇歴10数年、役名と場面さえ分かれば見分けられると思ったのですが・・・。
次に星組に組替えされる桜庭舞さんも、結局どなたか分かりませんでした。
何事も努力の積み重ねである
千里の道も1歩から。地道な努力と蓄積が必要です。
1度くらいプログラムを買い観劇したところで、番手がつくなど目立つ方以外のタカラジェンヌのお顔はそうそう見分けがつきません。特に下級生は難しいです。
日々の情報収集と知識の蓄積、積み重ねが必要だと感じました。
まったくの余談ですが・・・
表紙と対になっているわけではない、このネモ船長の後ろ姿を写した背表紙。
シルバーっぽいロングヘアーがときどき「エリザベート」のトート閣下に見えたのは私だけでしょうか・・・。