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No Takarazuka No Life

鎌倉覚園寺、白い犬伝説のお寺へ

昨年NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で有名になったお寺。
源実朝が鶴岡八幡宮で暗殺された際に北条義時を守ったとされる白い犬。
大河ドラマのオープニングの映像にも犬の影が残っていて、犬好きにはたまらないプロローグであった。
この白い犬は、覚園寺の十二神将の戌神将の化身ではないかというものだ。
こういう話、大好き。

鎌倉の覚園寺、ここは関東で十二神将が間近に見られる数少ないお寺ではないだろうか。
十二神将って本当に格好いいよね。
当然自分の干支を探すわけだけれども、自分の干支の武将より他の干支の武将の方が格好良くて、ええなぁ、と思ったり。

アクセス
鎌倉駅(JO07)東口5番バスのりばより「鎌倉宮(大塔宮)」行きバス(鎌20系統)に乗車、終点「大塔宮」下車。徒歩約10分。

しかし、バスは30分に1本しかない。私は時間が優先だったので、ワープした。(タクシー)

バス停から歩くと15分ぐらいだろうか。
緩やかな坂道を通っていく。
車1台すれ違うのがやっとな道幅。その上、片方は水路と言う、プロの運転する車に乗っていてもヒヤヒヤ怖いような場所である。

紅葉は夏の暑さのせいか、パリパリと乾ききっている。
緑から赤へのグラデーションが大変美しいが、全て色が変わらないうちに、散ってしまうかもしれない。
すでにドライフラワー状態であった。

その分、今年は銀杏が綺麗な気がする。プラタナスもきれいだった。
社務所以降は撮影禁止。
先日の東慶寺もそうだったが、今はそれでもいいのかもしれない。

そして今回の目玉、十二神将。
ものすごく小さなお堂に右に6体、左に6対が並び、正面には薬師如来。日光菩薩、月光菩薩がひかえる。

天井には薄れてしまっているが龍図。
なんとこの小さな空間に凝縮されていることか。
200年前からここにいらっしゃると思われる美しい仏像が、本当に素晴らしく、背筋が伸びる思いだった。

清々しく清められた気分。

お守りを買おうかどうしようか迷ったけど、今年限定ですよ、と言われて買ってしまった。

お守り自体は限定ではないのだが、「白い犬にちなんだ白いお守り」は今年限り。
次はまた何百年後なんだって。商売上手だわ。

こちらは薬師如来様なので、現生の病を救ってくださる。
厄除けのお寺でもある。
もうね。厄除けは、何個あっても足りないくらいなだけども。

思えば最後に神社仏閣を訪れたのは1年以上前。
氏神様へのお参りは欠かさないが、月に一度はこう行った神社仏閣に足を運びたいものだと思う。