膝を痛めて整形外科にかかった。
もともと骨の形というか、太ももとスネの骨の噛み合わせの関係で擦れやすく痛みが出やすい骨格らしいということ、コロナ禍でリモートワークになり、在宅ばかりしていたらすっかり足腰の筋肉が弱ってしまい、筋肉がなくなってしまった影響らしい。
オフィスの引っ越しがありちょっと重たいものを持っただけで痛めてしまうなんて、我ながら残念極まりない。
お医者様のアドバイスは「太ももの筋肉をつけなさい」。
そこで勧められたのが水泳。
太ももを鍛えたいからといって、スクワットのような動きをしては膝関節にさらに負担をかけてしまう。
水泳の中でも、「バタ足」をしなさい、と。
私はもともと水泳が得意で、中耳炎でスイミングを辞めるまでは、リレーの選手に選ばれる位だった。
陸では遅いが水中では早かった。
バタ足。基本中の基本。初歩やん。
バタ足といえばビート板が必要だ。
昔は貸してもらえた印象があるんだが、コロナ禍以降はそうでもないらしい。
仕方がないのでAmazonでビート板を検索した。
昔私が使っていた、かまぼこみたいなビート板ではなく、なんかめっちゃかっこいいやつがいっぱい出てきた。
落ちぶれても元スイマーだ。
ダサイビート板は使いたくない。
ゆくゆくは股の間に挟んで泳いじゃったりなんかして、と思って、めっちゃちっちゃい、ビート板兼ブイのようなトレーニング用のやつを買ってしまった。
我ながら攻めすぎだ。
いざプールに持っていったところ、想像以上に浮力が小さい。
まぁいい。
そもそも私は泳げるんだから心配はいらない。
”バタ足は膝から下だけ動かすのではない。
太ももを擦り合わせるようにして、付け根から動かすんだ”
大昔に習ったときに聞いたようなことを思い出しながら、泳ぎだす。
滑り出しは好調。バタ足で進み出した。
しかし1往復もしないうちに事件は起こった。
ふくらはぎがこむら返ってしまった。
いや、危ない。危うく肉離れを起こすところであった。
溺れるところであった。
肉離れ一歩手前まで収縮したかと思われた筋肉は一週間は痛かった(涙)
・・・それ以来プールへは行っていない。
教訓。
こういう感じで、運動会で張り切ったお父さんがアキレス腱とか切っちゃうんだろうなぁ。。
昔と同じように動けると思うのはやめましょう。。。