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No Takarazuka No Life

宝塚雪組全国ツアー公演「琥珀色の雨にぬれて」「"D"ramatic S!」観劇

望海風斗さん、真彩希帆さんプレお披露目の雪組全国ツアー公演「琥珀色の雨にぬれて」「"D"ramatic S!」を観劇した。
会場は新トップスター望海さんの出身地でもある神奈川県は相模女子大学グリーンホール。
新生雪組、スタート!
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お芝居「琥珀色の雨にぬれて」

柴田侑宏先生の作品。初演 は1984年、高汐巴さん、若葉ひろみさんの花組公演。30年以上前の作品だったとは!
ど、どうりで・・・。
プロローグのタンゴ。
楽器はよく分からないが、バイオリンかな?弦楽器のソロメロディが流れるとゾクゾクゾクっとする。
私が初めて「琥珀〜」を観たのは2002年。
花組で匠ひびきさん、大鳥れいさんが主演で、トップスター匠さんのサヨナラ公演だった。
当時の感覚がよみがえるなぁ。

ジゴロ役者

話はお芝居から少し逸れるが、はるな檸檬さん の「ZUCCA×ZUCA(ヅッカヅカ)」というマンガをご存知だろうか。
はるなさんご自身もヅカファン(ヲタ?)。
これでもか!!というくらいヅカヲタの日常、心理を描かれていて「そうそうそう!!!」と強く共感しながら読んだもの。
そしてこれを読んで、ご贔屓を追いかける勇気をもらい、ヅカヲタとしての一歩を踏み出す決心がついた。

「ZUCCA×ZUCA(ヅッカヅカ)」6巻に出てくるジゴロ役者ネタ。
壱城あずささんこそジゴロ役者だ、とはるなさんは描いている。
実際には壱城さんはジゴロ役ではなかったようだが、ジゴロも似合っただろう。
ジゴロって今で言うホストみたいなものなのかな?

「男役なら誰もが一度は演じてみたいジゴロ」ではなくて、

ご贔屓が男役なら一度はジゴロ役を観てみたい!!っていうのがファン心理。ここ大事。

お芝居は1984年が初演と聞いて納得したが、最近の作品に比べるとスピード感に欠けるし単調な印象。
でも、30年前にオリエント急行でパリから北イタリアのマジョレ湖へ、青列車でニースへとか、なんだかアガサ・クリスティの世界。ロマンがある。

ショー「"D"ramatic S!」

ショーは早霧せいなさん、咲妃みゆさんのサヨナラ公演が記憶に新しい「"D"ramatic S!」。
望海さんのトップとしての船出にふさわしい場面が追加になっていて、「新生雪組、今スタートです!!!」という雰囲気が清清しくエネルギッシュで、とてもさわやか。
真那春人さんの、華やかで、落ち着いた存在感、星加梨杏さんの長身で整ったお顔立ちが目立っていた。

今日のイチオシジェンヌ!!

ご当地出身として紹介された朝澄希(あさずみ まれ)さん。
小柄だけど、星組の天路そらさんのような可愛い顔立ちでずっと気になっていた男役さん。
名前が分かってスッキリ。これから注目しよう!

それにしても・・・・「CAPTAIN NEMO」で別箱の主演をしている2番手彩風咲奈さんはじめ、今回月組から加入した朝美絢さん、華やかな永久輝せあさんがこの場いないのが実に、惜しまれる。いたら間違いなく彼女たちこそ

ジゴロ役者だったのに!!!


新生雪組。

宝塚大劇場お披露目は11月10日からの「ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」。
星組からの組替え、綾凰華さんも加え全員そろったとき、いったいどんな色に変化するのか。
無敵で危険な匂いしかしない。
今から楽しみでたまらない!