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No Takarazuka No Life

寂庵だより廃刊に思うこと

瀬戸内寂聴さんが好き
寂庵だよりの廃刊が決まった
母が購読していて去年の秋頃から来ていないと心配していた
ホームページで確認すると2018年9月18日付で廃刊しますとのメッセージが
今日改めてお手紙が届いた。
お約束通りの新刊と、来年の暦とともに・・・。

寂聴さんとの出会い

もともと瀬戸内寂聴さんというお名前は知っていた。
図書館で続けて寂聴さんの本を読むうちすっかりファンになった。
10年ほど前はまだまだお元気で、全国の講演会に精力的に回られていた。
寂庵で第3日曜日に開催される「法話の会」も幸運なことに当たって、京都は嵯峨野にある寂庵を訪れたこともある。

31年続いた寂庵だより

寂庵の法話の会に行った後くらいから購読を始めた。
数年前から入退院を繰り返しているのは知っている。
季刊とはいえ寂聴さんには負担になっていたに違いない。
思い入れが強すぎるあまり中途半端なものを出せないことからさらにハードルをご自分で上げられていたのだろう。
最後のお手紙には寂聴さんの悔しさが滲んでいた。

寂聴さんが好き

お酒が大好きでご自宅に「パープル」という名のバーを作ったくらい。
90歳を超えても美味しいお酒とお肉を美味しそうに食べる寂聴さん
お洒落で可愛いくて。

宝塚とのご縁

寂聴さんは宝塚100周年の際の歌に歌詞をつけている。
当時、式典に呼ばれた寂聴さんが宝塚ホテルのスイートにお泊りになる姿が密着取材に映っていた。
もちろんその時のエピソードも寂庵だよりで読んでいた。

寂聴さんに会いたい

最近また法話の会に応募を始めた。
寂聴さんに会う手段はもうこれしかないだろう。
秘書の瀬尾まなほさんの本が売れたりして法話の会も応募が以前より多くなっているという。
いつ当たるかも分からないけれど、往復はがきで地道に応募を続けている。
寂聴さんに会いたい。ただそれだけ。

感情を整える片付け

密教×風水というのが新しいなと思って読んでみた
風水とお掃除というのはよくあるし知っているネタも多かったけれど
160ページからの「密教」のお話がとても響いて面白かった

「自分も相手も得する」のが密教思想

ウィンウインの関係。
自分のしたいことや欲しいものを我慢して相手を優先するのは一見いいイメージがあるがダメ。
我慢によって生じるのはマイナスの殺気。
そのうち相手にも我慢を強いるようになるという。
自分が我慢しているのだから相手も我慢して当然。
そして我慢の限界がくると爆発する。

我慢しない

密教の教えでは我慢はしなくていい。
したければ、すれば?というもの。
自分の感情も相手の感情も、そういうものだよね、とあるがままを受け入れるのが密教の教え。

そもそも人の感情にいいも悪いもない。ただの反応にすぎない。
それが感情を乱さないコツ。

東急シアターオーブで神田沙也加さんのマイ・フェア・レディを観た

大好きな映画「マイ・フェア・レディ」の舞台化を観てきた
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花売り娘が上品な話し方と振る舞いを習い外見を整え貴婦人に変身する話。
学生の頃、毎晩寝る前に「マイ・フェア・レディ」か「サウンド・オブ・ミュージック」を観てから寝ていたくらいに好き。
当時自分はどこにハマっていたのかは今となっては思い出せないが、とにかくこの2本がやたら好きだった。

花売り娘と貴婦人の違いはどう扱われるか

主人公の花売り娘イライザが美しい言葉遣いを覚え、振る舞いを学び、外見を変えて変わったこと。
それは本人よりも周りの変化にハッキリ現れる。

花売り娘と貴婦人の両方を経験したイライザは悟る。
花売り娘の頃からピッカリング大佐は貴婦人のように彼女に接した。
だから自分も大佐には貴婦人として接する。

一方ヒギンズ教授は出会った時から最後まで彼女を花売り娘として扱っていた。
だから貴婦人のように振る舞う術を覚えても自分はヒギンズ教授の前では花売り娘なのだと。
貴婦人も花売り娘のように扱うというヒギンズ教授。
花売り娘を貴婦人のように扱うピッカリング大佐。
どちらも扱いを変えない点では正しいといえるが。。。

初めてのナマ神田沙也加さん!

とにかく可愛い。
オードリーヘップバーンのキュートさとチャーミングさと高貴さ。
花売り娘の態度の悪さすら可愛い。

ピッカリング大佐の相島一之さん、ヒギンズ教授のお母さん役の前田美波里さんなど豪華。
ヒギンズ教授の別所哲也さんは・・・太って貫禄が出たイメージ。

ダブルキャストでイライザ役に元宙組スター 朝夏まなとさんが出演するのも話題になっていた。
うーむ、朝夏さんはどんなイライザを見せてくれるのか・・・気にはなる。

トレーニング方法が面白い

映画の話に戻ると正しい発音、母音を学ぶ教授オリジナルのトレーニング方法が面白い。
ビー玉を口の中に入れて話させたり、ランプの火を消さないようにエイチの発音をさせたり。
耳から聞いた音の認識に問題があるのだろうか。
歌とかでも英語の発音のいい人って耳がいいんだと思う。

アスコット競馬場に向かう白と黒のドレス(ポスターの衣装と同じ)の神田さんはとても綺麗だったし、音楽もとにかく聞いたことのある歌が多い。
映画に忠実に再現されている。
元々は英語の韻や訛りを日本語にどうするのかな?という風に思っていたけれどうまく変換していた。
映画がまた観たくなった。

最後がいい

後半は素直になれない教授とイライザにやきもきするがハッピーエンドで終わる。この終わり方がまたいい。
いつのまにか空気のような、いるのが当たり前の存在になっていたイライザを「愛している」ことに気付く独身主義のヒギンズ教授。
憎たらしいけれど好き。

注釈付きS席って・・・?

初めて「注釈付きS席」というチケットで観劇した。
席は1階10列の一番上手端っこ。チケット代は通常のチケットと変わらない。
ステージの一部が柱や機材で見えにくかったりといった意味らしい。
機材が理由ではないけれど宝塚なんてそんなのよくある。
2階席B席だと大階段の上の方は見えないし、上手下手端ともなると花道が見えない。
「マイ・フェア・レディ」を観るうえでの不都合は全く感じなかった。

東急シアターオーブプチ情報

客席内での飲食は禁止。
1階ロビーもソファはあるがそこも飲食は禁止。
2階のホワイエ付近一帯が飲食OKスペースなのでそちらで。

嫌なこと全部やめたらすごかった

小田桐あさぎさんの「嫌なこと全部やめたらすごかった」を読み返してみた
この本は本当に勉強になる・・・!

男性にプリンセス願望はない!!

女性にはお姫様扱いされたい、特別扱いされたい、というプリンセス願望がある。
でも男性にはない!!
小田桐さんによると男性にあるのは「ヒーロー願望」。
愛する女性を「救う」「守る」。

それなのに私たち女性は勝手にかいがいしくあれやこれやと世話を焼いてしまい、挙句うっとうしがられてしまったりつけあがらせてしまう。
本当は男性が女性に求めていることは「癒し」と「笑顔」。
そこに気付くことができれば女性は本当に幸せになれるよ、男性ってすごく優しい生き物なんだよ。というのが一貫するあさぎさんの主張。

美を怠る女子は働かない男子と同じと心得よ

ガツンときたメッセージ。
女性にとって美しくあろうとすること(=外見を磨くこと)を放棄するのは男性が稼ぐことを放棄するのと同じくらい問題なこと。
これには衝撃を受けた。
自分は女優でもモデルでも、外見にお金をかける身分ではないと思っていた。
外見は一番外側の内面。
堂々と自分にお金をかけたらいいじゃないというあさぎさんのメッセージがストレートに伝わってきた。

自分は女優でもないし人に見られる仕事でもないし、そんなに外見にお金をかけられるような身分ではない・・・。
そんなの関係ない!
美しいこと。それはだけで成功にも近づきやすくなるから。
これは宇宙の法則。

DHCプロテインダイエットの美味しい飲み方

DHCのプロテインダイエットは置き換えダイエットとして時々使っている
こだわりの飲み方があるのでご紹介
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お気に入りはコーヒー、紅茶、ココア

基本的にこの3つのフレーバーしか買わない。
バナナとイチゴもミルクセーキみたいで美味しいけれど私にはちょっと甘すぎる。
人工甘味料の香り、嫌いじゃないけれどちょっとご飯のかわりには・・・なので選ばない。
おやつとして飲むのはアリ。カロリー高い甘いドリンクよりはずっといい。

水で溶かさない

通常は350mlの水で溶かすように指示されている。
ではなにで溶かすのか。
牛乳も試したし、豆乳も試したが一番ハマったのが、

コーヒーにはコーヒーを
紅茶には紅茶を
ココアにもコーヒーを

これならカロリーを追加することなく、より一層味が濃く、コクが出る感じ。
ただし、熱いまま加えてしまうと粉末のプロテインが固まってダマになってしまうので要注意。

Thunderbolt Fantasyの世界にすっかり魅了されている

宝塚星組が日本青年館公演で公演中の「Thunderbolt Fantasy」
この世界観にすっっかり魅了されている
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ハリーポッターシリーズと出会った時の衝撃に似ている

ストーリー・音楽・登場人物。
Thunderbolt Fantasyに感じた衝撃は初めてハリーポッターを観たときの衝撃と似ていた。
魔法学校・ロンドンの駅からパラレルワールドのようにトリップする・魔物と戦う・呪文・・・
どうしたらこんなことを思いつけるのだろう、とワクワクしながら創造力・想像力に震えた。

チームビルディングの参考にも

凛雪鴉(リンセツア)は奪われた天刑劍(テンギョウケン)を奪還するというミッションに必要な人材を、スキルベースで集めていく。
妖魔もいれば殺し屋もいる。
みな欲望も利害もバラバラだが、その部分には目をつぶり、スキルだけに焦点を当て仲間に引き入れる。
個人的には気に入らなくても成し遂げるために。
チームビルディングの勉強になる。
人間は視野が狭くて困る、という妖魔の言葉にも唸らされる。
利害は遺恨を越える。割り切れるのが妖魔。

関門の仕掛け

謎解きのような関門にもワクワクする。
砦ほどもある機械仕掛けの巨岩が襲いかかる傀儡の谷では動力源を破壊するために弓の名手を。
死んでなお彷徨い続ける死霊たちが襲いかかる死霊の谷では、死霊使いが操るその歌により死霊たちが眠るというが、その死霊が死んだ年代により操る歌の音程を変えるという。このメロディがまた美しい。
闇の迷宮。一度でも辿る道を間違えると迷ったと気づく前に永遠に閉じ込められるが、迴靈笛(カイレイテキ)という特別な笛の音色を聴くと正しい道が分かるという。
仕掛けにもその対抗策にもおよそ考えつかないようなことすぎる。

設定

もともとは一つだった国が魔人が攻め入ってきたときの戦い、きゅうぼのせんで二つに分かれ間は妖魔が住む呪われた森。
原作では言葉が通じることを上げて西幽から来たというショウフカンが嘘を言ってなさそうだという

グッとくるセリフ

殤不患(ショウフカン)「正しいが故に騙されるやつは大勢いる。騙されたことを悔やんでもいいが、正しくあろうとしたことは悔やむんじゃない」

捲殘雲(ケンサンウン)「英雄の称号は命と引き換えに手に入れるものだ。誇り高く死んでいくために、恥じるような生き方をしちゃいけないんだ!!」

他の人物にもその人らしいセリフがあるのだけれどこの二つが心に残ってしまう。ビジュアルも実際かっこいいし・・・

2ndシーズン

原作は2ndシーズンが10月から始まるようで予告をしている。
宝塚が出会わせてくれた新しい世界。楽しみでならない。

宝塚月組「エリザベート」フランツ役の美弥るりかさんが休演!

”月組大劇場公演の休演者のお知らせ”
宝塚歌劇の公式ホームページに載ったニュースに震撼した。
宝塚大劇場で公演中「エリザベート」で2番手男役スター、フランツを演じる美弥るりかさんが休演してしまった

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美弥さんの代役には3番手男役スターの月城かなとさんが入り、ルキーニは新人公演で演じた風間柚乃さんが。
ルドルフ・エルマー・シュテファンはもともと役替わりだったが固定となり、シュテファンには彩音星凪さん。
ルキーニのような出ずっぱりの役だと順当に番手を繰り上げる対応はできないため、新人公演の方が入るのだろう。
美弥さんの代役はやっぱり月城かなとさんだったのね。

影響は当人だけではない

お衣装部さんは衣装を全て代役の方のサイズに補正
晩年のフランツまで演じるため鬘や髭の調整も必要。
演者本人がセリフが頭に入っている、といことはおそらく序の口にすぎず、歌の確認、立ち位置、振り付け、フィナーレの大階段の位置、パレードの降りる順番まで全てが変わる。
照明や音響にも影響するし、歌い出しのきっかけとなっているところがあれば指揮の先生との確認も必要だろう。

当たり前ではない

「一人の休演者を出すこともなく無事に終えることができました」
毎公演千秋楽になると必ず組長・座長の挨拶に出てくるお決まりのこの言葉。
休演者が出ないことは当たり前のようであって当たり前はないことを思い知らされる。
1ヶ月という公演期間、お稽古中を含めるとさらに長い公演期間に体調管理、怪我の予防など体が資本・商売道具といえ生身の人間。
休演しない、ということは舞台人として大切な要素なのだ。

休演していい人なんて一人もいない

役のついていないような、セリフのないような下級生なら休演しても影響はないか?
0番から30番くらいまで舞台には番号がふってあり立ち位置が決まっている宝塚。
ラインダンスだって一人抜けたら一人分詰めればいいとかそういう単純な問題ではない。
私も群舞の経験があるから分かるが、立ち位置一つ違っただけで見える景色が変わり、移動距離が変われば曲の合わせ方も難しくなる。
フォーメーションの美しさもこだわって作られている舞台。
ただの一人も欠けてはならないのだ。

貴重な代役公演を観たいのもファン心理

口では心配だね、大変だね、と言いながら「観たくてしょうがない」というのが正直なところ。
チケット救済・交換サイト「おけぴネット」には交換希望の公演にこの週末の日程を指定する方が急に増えた。
「代役公演期間中のエリザベート」なんて露骨に指定している方もいる。
当日券もいつも以上に並んでいるに違いない。

昨日は月城さんがイメージキャラクターに就任したばかりの「加美乃素本舗」の貸切公演だったよう。
幕間抽選会に月城さんが登場する予定だったが急遽それは叶わず。
それでも貴重な回が観劇できたに違いない。

美弥さん、1日も早く復帰できますように。