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No Takarazuka No Life

東急シアターオーブで神田沙也加さんのマイ・フェア・レディを観た

大好きな映画「マイ・フェア・レディ」の舞台化を観てきた
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花売り娘が上品な話し方と振る舞いを習い外見を整え貴婦人に変身する話。
学生の頃、毎晩寝る前に「マイ・フェア・レディ」か「サウンド・オブ・ミュージック」を観てから寝ていたくらいに好き。
当時自分はどこにハマっていたのかは今となっては思い出せないが、とにかくこの2本がやたら好きだった。

花売り娘と貴婦人の違いはどう扱われるか

主人公の花売り娘イライザが美しい言葉遣いを覚え、振る舞いを学び、外見を変えて変わったこと。
それは本人よりも周りの変化にハッキリ現れる。

花売り娘と貴婦人の両方を経験したイライザは悟る。
花売り娘の頃からピッカリング大佐は貴婦人のように彼女に接した。
だから自分も大佐には貴婦人として接する。

一方ヒギンズ教授は出会った時から最後まで彼女を花売り娘として扱っていた。
だから貴婦人のように振る舞う術を覚えても自分はヒギンズ教授の前では花売り娘なのだと。
貴婦人も花売り娘のように扱うというヒギンズ教授。
花売り娘を貴婦人のように扱うピッカリング大佐。
どちらも扱いを変えない点では正しいといえるが。。。

初めてのナマ神田沙也加さん!

とにかく可愛い。
オードリーヘップバーンのキュートさとチャーミングさと高貴さ。
花売り娘の態度の悪さすら可愛い。

ピッカリング大佐の相島一之さん、ヒギンズ教授のお母さん役の前田美波里さんなど豪華。
ヒギンズ教授の別所哲也さんは・・・太って貫禄が出たイメージ。

ダブルキャストでイライザ役に元宙組スター 朝夏まなとさんが出演するのも話題になっていた。
うーむ、朝夏さんはどんなイライザを見せてくれるのか・・・気にはなる。

トレーニング方法が面白い

映画の話に戻ると正しい発音、母音を学ぶ教授オリジナルのトレーニング方法が面白い。
ビー玉を口の中に入れて話させたり、ランプの火を消さないようにエイチの発音をさせたり。
耳から聞いた音の認識に問題があるのだろうか。
歌とかでも英語の発音のいい人って耳がいいんだと思う。

アスコット競馬場に向かう白と黒のドレス(ポスターの衣装と同じ)の神田さんはとても綺麗だったし、音楽もとにかく聞いたことのある歌が多い。
映画に忠実に再現されている。
元々は英語の韻や訛りを日本語にどうするのかな?という風に思っていたけれどうまく変換していた。
映画がまた観たくなった。

最後がいい

後半は素直になれない教授とイライザにやきもきするがハッピーエンドで終わる。この終わり方がまたいい。
いつのまにか空気のような、いるのが当たり前の存在になっていたイライザを「愛している」ことに気付く独身主義のヒギンズ教授。
憎たらしいけれど好き。

注釈付きS席って・・・?

初めて「注釈付きS席」というチケットで観劇した。
席は1階10列の一番上手端っこ。チケット代は通常のチケットと変わらない。
ステージの一部が柱や機材で見えにくかったりといった意味らしい。
機材が理由ではないけれど宝塚なんてそんなのよくある。
2階席B席だと大階段の上の方は見えないし、上手下手端ともなると花道が見えない。
「マイ・フェア・レディ」を観るうえでの不都合は全く感じなかった。

東急シアターオーブプチ情報

客席内での飲食は禁止。
1階ロビーもソファはあるがそこも飲食は禁止。
2階のホワイエ付近一帯が飲食OKスペースなのでそちらで。