素晴らしかった!泣いた!
大劇場の新人公演から約1ヶ月。
今回は久しぶりに宝塚大劇場での新人公演も観劇したのだけれど。
その時の感想は、散々なものだった。
やっぱりカールという海の男はノーブルな極美さんには難しいよなぁ、という。
ところが、東京に来た極美さんはガラッと変わっていた!
やさぐれてて、男臭くて。
ちょっとやりすぎに感じるくらいだったけれど
大きさ、広さ、明るさが出ていた。
カールは本当はすごくいい人なのだけれど、その「いい人」の芝居で見せる極美さんがめちゃくちゃかっこよかった。
上手かった。
ここまで来るのにどれだけ悩み、試行錯誤したのだろう。
感動した!!
水乃ゆりさんはのど痛めたかな?
お歌がやっぱり課題なのかな。
本役が英真なおきさんという専科の男役さんがされている役を演じた新人公演の長、有沙瞳さん。
こういうやさぐれた役、やっぱり上手いなぁと思ってしまう。
今回もさらに上手くなっていて、貫禄が出ていて、かなり舞台を引き締めていた。
この大作を、大劇場から東京の短いあいだにこんなにも深めて良くしてくるなんて。
本当に必死に、必死にお稽古されたんだろうなぁ。涙。
酒場にフランクフルト号の水夫仲間が集まるところなんかは若さが炸裂しててノリが良くて、新人公演の方がいいな、なんて思ってしまう場面も。
芝居のプロローグで大階段を使うことってなかなかないのだけれど、それを新人公演でするなんてまたとない機会だと思う。
星組の未来は明るい!!!
若手、いい!