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No Takarazuka No Life

星組トップスター、紅ゆずるさんの退団記者会見

今日、星組トップスター、紅ゆずるさんの退団記者会見があった。
本当に思うのだけど、「TAKARAZUKA SKY STAGE」でどうして生中継してくれないのだ。。。
まぁもしもそんなことになったら録画ではなくテレビの前にスタンバイなので有給休暇とってしまいそうなのでまぁよしとしよう。

今はSNSがあるのであっという間に情報が伝わる。
退団記者会見中だというのにTwitterで発言や会見の内容がどんどん情報が流れてくるのというのはどういうことだろう。
記者さんの中に呟きながら取材している人がいるのかしら・・・。

写真、文章だけ見ていても、泣ける泣ける。
なんなら見出しで泣ける。
私は久しぶりに観劇した星組で、最初に紅さんが好きになったのだった。

2年ほどのブランクの後見始めた宝塚歌劇。
「めぐり逢いは再び」「エトワール・ド・タカラヅカ」のフィナーレ、大階段で「アクエリアス」の場面。
娘役さんに囲まれる紅さんのカッコ良いこと、美しいことといったら!
黒燕尾姿も美しいし、なんて素敵なんだろう、と目を奪われた。

それから、もっと夢中になってしまったご贔屓と出会ってしまったのだが、
変わらず紅さんのことは注目してきた。

「オーシャンズ11」のベネディクト、「ロミオ&ジュリエット」のティボルトみたいなオラオラした役じゃなくて
「眠らない男 ナポレオン」のマルモンとか、「THE LOST GRORY」のロナルド・マーティンのような気が弱そうで狂ってしまう役が似合うなぁと思っていた。
「ガイズ&ドールズ」のネイサンは最高だったなぁ。アデレイド役の礼さんとの息もぴったりだった。

トッププレお披露目の「オーム・シャンティ・オーム」のオームが主演男優賞を取ったていで演説するところ、泣いたなぁ。

「信じれば夢は叶う」「皆さんが僕を支えてくれたから」「ありがとう」

紅さんは決して成績優秀で、早くから注目されてきたわけではなかった。
でも努力を重ねて、宝塚が好きで、自分は入れなかった人の分まで頑張らないといけないって・・。

宝塚のトップスターには路線で早くから注目されてトップになるべくしてなる人と
タイミングが合わなくてなかなかなれないけれど研究科15年くらいからトップになる人と

紅さんは前者では決してない。

光の当たらない人、思うように役のつかない人、練習しても練習してもなかなか思うように伸びない人。
そんな人の気持ちが誰よりも分かるトップさんだと思う。

舞台のどんなに端っこにいる生徒も、出番が1場面しかないような生徒にもファンがいて、その方を観るために劇場に足を運ぶお客様がいる。
自らもファンだった経験がある紅さんはトップスターでありながらファン目線でも宝塚歌劇を観ていて。
トップになってからは余計に組子に注ぐ眼差しが暖かったように思う。

お人柄、明るさ。

外野から見ていても分かる。
紅さんのファンて楽しそうだなぁって。

紅さんに1つだけ私は言いたいことがある。
「星影の人」をやって欲しかったの。

新撰組が大好きと伺っていたので、紅さんなら沖田総司以外考えられない。

退団前のシアタードラマシティ、日本青年館公演は「鎌足」ではなく「星影の人」にしてください・・・・・。