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No Takarazuka No Life

宝塚星組「白鷺の城」「異人たちのルネサンス」観劇

先週新人公演を先に観劇してしまったが、本公演を観劇した。

和物ショー「白鷺の城」

大野拓史先生の作品。「阿弖流為」が素晴らしかったので期待してしまう。
テーマ、陰陽師も面白そう。
現実は・・・分かりにくく、美しさも中途半端で、かつ中詰的な場面もダンサーたちを全然活かせていない残念な演出。
最後はモンペ?のトップコンビが銀鏡を通過してそのまま去るという。
幕が降りてきたときにオイオイオイオイと思ったのは私だけではあるまい。
45分という短い時間ののちに突然訪れた35分休憩に、移動する方達が口々に微妙な感想を述べている。
・・・面白いテーマだと思う。
人間は定命で短い命で、魔性は何百年も生き続け、何度も出会い「またしてもお前か!」となる。

まるで先日のThunderbolt Fantsyのヨージャレイの用ではないか。

松本悠里先生、録音!?

舞踊会以来(以外?)、舞台で拝見するのはいつぶりだろう。
セリフが録音声ということで、まぁ演出上の都合もあるとは思うが、声が出せないのだろうか、
声を発して踊るということが難しいのか
ひょっとして舞台以外は車椅子なのではないか、などといらん詮索をしてしまった
魔性の役にはあっていたと思う。。

芝居「異人たちのルネサンス」

若き日のレオナルド・ダ・ヴィンチとメディチ家のお話。
紋章を見て、フィレンツェに旅行したときのことを思い懐かしかった。

新人公演を先に見てしまっていたが感想はやはり瑠風輝さんは上手だった。
新人公演を観ながら、観ても居ないのに本公演の様子が目に浮かんだのだけれど。
やはり本公演は役を演じる方の一人一人の貫禄が違って、空間の埋め方がすごい。
同じ作品だがぎゅっと濃いものを感じ、さすがと思った。

新人公演で主演娘役を演じた真白さんは、本公演でも目立っていたし、本役の星風まどかさんを観ると
似せて作っているというか、引けを取らないというか。
フィナーレで真風さんに絡む3人の娘役の中にも入って居たので、これは劇団推しさんだと思う。
うちの母など、「礼真琴さんの嫁にどうか」とまで言っていたくらいだ。

また、少年役!?天彩峰里さん

まさか。目を疑ったし、違うと信じたかった。
また・・少年の役ですか。
じゅっちゃんは星組の頃にも知っているだけで3回少年役をしていて。
とっても上手だったけれど、多すぎやしないか。
男役さんは娘役が続けば「転向?」などと噂されることもあったり、実際にチャンスがあるかもしれないが。
娘役が少年役をたくさん演じたところで転向などできるはずもなく。
でもでも、きっとこの経験が大きく花開くときが来るって信じてる。
男役とか女役とか考えずに、人間として演じてみたら、っていう礼真琴さんのアドバイス、きっとじゅっちゃんいいことあるよ♫
そうじゃなかったら・・・星組に返してくれーーい。

フィナーレで昇華

このやり場のない思いをどこへ・・と思っていたが、素晴らしいフィナーレが待っていた。
和希そらさん、瑠風輝さんの銀鏡から、ロケットへ。
そして娘役軍団と真風さんの大階段へ。
私、娘役さんがこんなに大階段でフォーメーションを変えたり踊るのを初めて観た。
大きくスリットの入ったロングタイトスカートに肩の露出多めのブラックの衣装、カッコ良かった!

その後は男役たちの熱い群舞。
これもカッコ良かったなあ。
パレードはなんと私が気になる桜木みなとさん、和希そらさん、瑠風輝さんが皆下手というパラダイスっぷり。
しかし瑠風さんに至っては花道の一番端っこというありえない立ち位置。
銀鏡にも入れないなんて・・・!
それだけ上級生の層が厚いという事だけれど・・。
ありえないな、あの立ち位置は。
和希そらさんもそうだけれど、宙組では突き抜けられないんだよね、上級生が多すぎて。
もったいない極み。
それを実感してしまった宙組観劇、そして東京宝塚劇場納め。

翼のついたクリスマスツリー

演目にちなんで、天使の羽のついたツリーが。
今年もお世話になりました、東京宝塚劇場。
次に行くときは門松、だわね。