そうきたか。
月組の来年お正月の公演振り分けが発表になった。
随分極端な分け方をしたものだ・・・・!
2019年1月の月組
現在月組は宝塚大劇場で「エリザベート」を絶賛上演中。
7年間娘役トップを務めた愛希れいかさんの退団公演だ。
愛希さん退団後の新娘役トップには美園さくらさんが決まっており、新トップコンビのお披露目は東京国際フォーラムCホールにて上演されるブロードウェイミュージカル「ON THE TOWN」。
一方で、2番手の美弥るりかさんはその裏でバウホールにて主演が決まっていて演目は「アンナ・カレーニナ」
東上実績もある美弥さんの謎のバウホール公演だ。
ち、チケットが・・・
アンナ・カレーニナには現3番手の月城かなとさん、海乃美月さんという「瑠璃色の刻」布陣で挑むことが発表された。
人気絶頂の月の2番手・3番手をたった500人しか入らないバウホールで共演させるですと・・・・!
どう考えてもチケットが取れないじゃないか!!!!!
1ヶ月くらい公演するならまだしも(するわけない)。。。。
超プラチナチケットになるのは火を見るより明らか。
器が小さすぎるよ、劇場の器が・・・・・。
一方、国際フォーラムCホールは、新トップコンビお披露目の話題性はあるものの、2番手・3番手には暁千星さん、風間柚乃さん。
この二人、今回のエリザベートでルドルフを役替わりしている。
バウ主演の実績もあり、新人公演主演の経験も豊富な暁さんと、風間さんを今さら競わせるなんて・・・。
謎すぎる。
新人公演では暁さんがトート、風間さんがルキーニと超期待されていることは間違いないのだが。
新人公演といえば思い出した。
マダム・ヴォルフ(娼館の女将)というパンチの聞いた歌声と色気、姐御っぷりが必要な役を研3の蘭世惠翔さん(君島十和子さんの長女)が演じるんだ・・。
なんということよ。
とにかく、東京国際フォーラムCホールって意外と大きくて、1,500席。
3階席まであるが宝塚のお芝居だと3階からは厳しい。
2番手も3番手も出演しないのでは、1,500席を埋めるのに支障をきたすレベルになるのではないかと思う。
夏の布陣を見込んで!?
国際フォーラムCホールで1月に上演した作品は7月に梅田芸術劇場メインホールで上演している。
この「ON THE TOWN」もすでに梅田芸術劇場の日程も決まっている。
今年のウエストサイドストーリー、昨年のオーム・シャンティ・オームと半年前に上演したばかりの再演もので、少しくらいキャストをいじっても集客に苦労しているように見えた。
存分に贔屓目だが、1月に主力を突っ込みすぎるのも一因かと思う。
プレお披露目だから力が入るのも無理はない。
この2年の教訓を活かして・・
夏の梅田芸術劇場メインホールに照準を合わせたのが仮説。
逆に7月にはほぼ主力が梅田に集結するので、みんな夏の梅田に来てね!作戦。
あるいは、同時期にパリ祭が開催される可能性が高いので、美弥さんか月城さんを中心に据えられる可能性はあるけれど。
アンナカレーニナに戻すと
トルストイの名作「アンナ・カレーニナ」植田景子先生の脚本演出。
2001年に朝海ひかるさん、紺野まひるさん、貴城けいさんで上演し好評だったそう。
今回も月城かなとさんと海乃美月さんはまた夫婦役。
カップリングのテスト中?
美弥さんは2008年にもアンナカレーニナには出演しておりそのときは2番手のカレーニン演じている。
「瑠璃色の刻」のメンバーで、主演で「アンナカレーニナ」を上演・・・・。
なんだかざわざわする。
七海ひろきさんのディナーショー問題といい、美弥るりかさんのバウ主演問題といい、ざわつかせるニュースしかない最近の宝塚。
そろそろ組み替えでテコ入れしないと偏っている気もする。
なにせ我らが星組は男役の新しい血が七海さん以来入っていない。
よそへ出したきりの星組に、風を求む!