雪組全国ツアー「誠の群像」「Super Voyager」は相模大野で観た。
新撰組大好き!
沖田総司が主役の「星影の人」もいいけど、こちらは土方歳三が主人公。
新撰組といえば
沖田総司、土方歳三、近藤勇。山南敬助や芹沢鴨といった有名人。
新撰組の出てくるドラマには坂本龍馬、勝海舟、桂小五郎といった有名人も並ぶ。
勝者が書き残すのが歴史、とはいえ色々想像力が膨らむのかドラマチックなお話にいい男が揃っているのが幕末。
まだ早霧せいなさんがトップの頃、沖田総司に扮した「星影の人」もぴったりだで素晴らしかった。
土方歳三
お芝居は新撰組も、土方歳三に主人公を当てた物語。
鬼の副長 土方歳三。
中でも望海風斗さんの狂気と迫力がぴったりだった
望海さんはアルカポネの印象が強くて、まっすぐないい人役より悪い役、怖い役、危ない役の方が似合う。
烏合の集である新撰組を守るには仲間へも容赦しない、鬼に徹した土方。
温厚な近藤局長の裏で敢えて憎まれ役に徹した土方歳三の冷たさが、凄みがすごかった。
沖田総司
目を引いたのは沖田総司役の綾凰華さん。
これは人気が出る気しかしない。
ただでさえ目立つ役なうえあの愛くるしさと剣豪のギャップ。
母性をくすぐりまくりの沖田くんにメロメロなのは土方さんだけではない。
新撰組の中で一服の清涼剤的な爽やかな愛すべきキャラに作り上げていた。
やっぱり前回の新人公演を経て、抜群に良くなっている。
新撰組と坂本龍馬は個人的に大好きなテーマ。
新撰組はまじめに調べるとやることがあまりにえげつなくて、本を読んでいると正直恐ろしくなるし辛くなる。
この「誠の群像」では宝塚ではなかなか演じ難いと思われる「芹沢鴨暗殺事件」なども描かれ忠実。
近藤勇には奏乃はるとさん。
山南敬助役には彩風咲奈さん。勝海舟に彩凪翔さん。
最終的には榎本武揚(これも彩風咲奈さん)も出てきて、五稜郭まで行った。
スケールの大きなお話。
Super Voyager俺の海再び。
ショー、Super Voyagerは天才☆野口幸作先生の神ショー。
また観られて嬉しいっ!!
ポンポン持ってないし!買ってないし!!この時も買わなかったし!!!
大劇場公演よりも客席降りが増えたうえ、ボリュームはそのままという、かなり凝縮・圧縮した内容。
ポンポンの振りがいがあった(買ってないけど!)。
バウ公演の朝美さん、永久輝さんがいないぶん、綾さんが大躍進。
ララランドのようなあのダンスシーン、「海に浮かぶ月」がもう一度観られるなんて。
彩風さんの踊りのうまさ。改めて溜息モノ。
全国ツアー
トップになって3作目の望海さん2度目の全国ツアー。
前回が2017年9月だったので、1年に2回の全国ツアーを回るのは大変。分かる!
綾さんの活躍が嬉しすぎるのと、雪組が素敵過ぎる完敗モードしかない。
やっぱり今、一番熱いのは雪組!!
今日、7月27日(金)からは東京宝塚劇場で「凱旋門」が始まる。
楽しみ!