清く 楽しく 美しく♪

No Takarazuka No Life

宝塚歌劇の殿堂に行ったよ

「宝塚歌劇の殿堂」
宝塚歌劇100周年を記念して宝塚大劇場に開設された「宝塚歌劇の殿堂」。
忙しい遠征の合間を縫って訪れた。

リニューアル前

以前は「Salon de Takarazuka-プチミュージアム-」という名前で劇場からも入ることができた。
幕間にサクッと見に行ったりしてた。
実際に舞台で使用された衣装や小道具などを展示。
馬車や椅子などのセットが公開されている時もあった。
「エリザベート」でトート閣下がせり上がったときのイスに座ってトート閣下ごっこしたなぁ(畏れ多すぎ)。
ちなみにリニューアル後は、大劇場からは直接入れなくなっている。

展示①ー殿堂ゾーンー

入場してまずは宝塚歌劇の発展に貢献した歴代スターや演出家。
思い出の品とともに展示・紹介されている。
櫛、アクセサリー、お扇子、卒業証書など・・。

お一人お一人、解説とともに丁寧に見ていく。
特に第二次世界大戦前後に在団し、宝塚を守り続けた方々。
組子を防空壕に避難させた後、空をジーッと睨みつけていた組長のエピソードや、戦地へ慰問に行かれたエピソードなど。
公演が打ち切りになったり、「翼の決戦」など戦争色の濃い作品を上演しなければならなかった時期。
大劇場再開に向けての署名活動。

清く、正しく、美しく、たくましく。
タカラジェンヌの柳のようなしなやかな強さと舞台への愛。
強靭な精神力。団結力。
おひとりおひとりのパネルを丁寧に読んでいたら涙をこらえきれず。
あっという間に時間が経ってしまった。

スターだけでなく、演出家、衣装、作曲家も同様に紹介されている。
譜面や装置の絵コンテなど、貴重な資料も多い。
このフロアは写真もメモもダメというのが残念。
残しておきたいことがたくさんあった。

展示②ー企画展と現在の宝塚歌劇ゾーンー

その時大劇場で公演中の組の、1つ前の作品で使用した小道具や衣装が展示されている。
ちゃんとご贔屓の組のものが見られるという設計だ。
衣装には靴まで展示されていたりして憧れのスターの案外小さな足のサイズに驚いたり。
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やっぱり羽根でしょ!

もちろん、羽根を背負ってシャンシャンを手にしての撮影もできる。
お友達同士で行っても大丈夫。
ポーズ指導付きで、係の方が手持ちのスマホ・カメラで撮影してくれる。

行くべき!

色々あるが、基本的には恵まれた平和な時代に舞台を観られる幸せ。
役者さんも同様。普通に舞台に立てる幸せ。
当たり前だと感じているものが本当は何一つ当たり前ではないんだと感じさせられる。

殿堂コーナーを素通りする人が多いと聞く。
以前は私もそうだった。
過去の偉人にはあまり興味がなく、一刻も早く小物や衣装が見たくってとばしていた。
でも宝塚歌劇が好きな方にはぜひ殿堂コーナーをくまなく見て欲しいと思う。
今につながる発見があったり、もっともっと「宝塚」という存在を好きになるはず。

入館料は500円。宝塚友の会会員は250円で入れる。
(他にも公演ランチの割引なども受けられるから友の会カードは遠征には必携だ)
またゆっくり時間を取って訪れたい。