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No Takarazuka No Life

ミニマリストしぶさんのトークショーに行ってきました

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ミニマリスト。2015年の流行語大賞にも選ばれました。
この言葉から、どんなイメージを持ちますか?
最低限のモノで暮らす人。禅僧のような生活を送っている人。お金を使わない人・・・・?
私は意味も分からずなんとなく「ミニマリスト」に憧れていたように思います。
今日初めて生身の「ミニマリスト」を前にして腹落ちしました。
モノを捨てればミニマリストになれるわけではないし、「ミニマリスト」になることは最終目的ではないのです。

私とミニマリストとの出会い

ミニマリストが流行語大賞に選ばれるよりもっと前。
ときめかないものは捨てるとか、捨てる技術とか、この私の10年は「捨てる」「断捨離」が常に私のキーワードになっていました。
なんか捨てなきゃいけない、片付けなきゃいけないという脅迫観念に近いものに囚われていて。
心理学的にいうと、本当はほかに片付けなければいけないものがある状態、のようですが。
とにかく捨てなければ、シンプルに暮らさねば、と思っていました。

やらないことを決める。

やりたいことをやるのに、1日は24時間。睡眠ファーストなので7時間天引きして、残りを割り振っていくと
なかなか自分の時間は作れません。
近頃の私は睡眠の本とか、成長術の本とかばかり選んでいるので、カラダが求めているのでしょう。
そして本にも共通していえること。

やらないことを決める。

「ミニマリスト しぶの単独トークショー in サンクチュアリ出版」

ミニマリスト しぶのブログ https://sibu2.com/

ミニマリストとお会いするのは初めてです。
ミニマリストって目的じゃないんですね。
やりたいことに注力した結果。突き詰めた結果がミニマリストなんです。
順序が逆でした。

ミニマリストとはアート分野の「ミニマリズム」からきています。
シンプルとミニマルはどう違うのか。
例えるならシンプルが「無印良品」で、ミニマルは「Apple」。
もし「Apple」がシンプルならば、あのリンゴマークすらいらないはずなんです。

極限まで不要なものをそぎ落とすことで、「強調」したいものを「強調」することができる。
ここです。ミニマリストの本質。
極限まで不要なものをそぎ落とすことで、本当にやりたいことをやる時間・エネルギーを確保する。

日常から決断に力を使わないため毎日同じコーディネート。同じ服を3着とか、同じ靴を3足とか持っている。
引越しも身軽にできるよう固定インターネットなども引かない。自宅でもポケットWifi。
マットレスさえ使っていない(なんと今は床に寝ている!)けれど、洗濯乾燥機とブラーバは導入。やりたくない家事の時間をなくすため。

見栄のためには絶対絶対お金を使わない!!でも必要だと判断したことにはちゃんとお金をかけるし、厳選して良いもの持つから、あまり貧しそうに見られたことはないそうです。
iphoneなど毎年買い換えているらしい。
ではどこにお金をかけるのか?
「知識・体験・人」だそうです。以前、ライフネット生命創業者の出口治明さんが「メシ・風呂・寝る」から「人・本・旅」へ、と言っているのと同じですね。
彼は劣化するモノではなく、一生モノである、知識・体験・人にお金をかけています。

そんな彼のモノの選び方は。
・自分の時間の質を向上させるもの買う。「自分」軸がポイント。
・「出口」が見えるものを買う。「出口」とは捨てる以外。売れる、とか人に渡せる、等。
・「足す」ことを躊躇しない。積み減らし。

最後の「積み減らし」。
岡本太郎さんの「人生は積み重ねよりも積み減らしが重要」が好きな言葉だそう。

減らすことが人生の目的ではないんです。
だから、もしかしたらこれは自分の人生の質を上げるのでは?と思ったものはちゃんと取り入れます。「出口」は意識したうえで。
結果、やっぱり必要ないものならば、サッサと手放す。これをきちんと自分で判断して繰り返すこと。
積む、蓄えるばかりでは人間身動きが取れなくなります。

そしてモノを捨てたあとのステージへ。

「消費ではなく生産に幸せを感じる体質を目指そう」

ここでいう生産は、工場で製品を作る生産ではなくて。
たとえばブログを書くとか、インスタ、You Tubeで動画を上げるなど自分の考えを表現する、という意味の生産です。
今はテクノロジーの発達で簡単にできますからね。
生産するクセがつくと、いざ自分が消費するときに、生産者の目線に立てるのに役立つそうです。

これからは、「選ぶスキルが高い人」が評価されます。
モノを減らしていく中で、選ぶ力を養いましょう。