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No Takarazuka No Life

星組東京宝塚劇場「ベルリンわが愛」千秋楽

東京宝塚劇場星組公演の千秋楽でした。

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朝の7時から入り待ちをして、千秋楽を観劇して、出待ちをし、お仲間と打ち上げをして、今、帰りです。長い1日。見事に日比谷にいました。

壱城あずささん、夏樹れいさん、愛水せれ奈さん、そして天彩峰里さん

この公演で宝塚歌劇団を卒業する生徒さんが3名。
星組から宙組に組替えする生徒さんが1名。
退団者には朝の劇団の楽屋入りから特別なセレモニーがあります。

朝からもらい泣きしすぎて、公演でも、その後のご挨拶でも泣いて、頭が痛いです。
自分のご贔屓が退団するわけでもないのに、笑っちゃうくらいのこの泣きっぷり。
共感性が高いのと、涙腺が緩いので、私はホントによく泣きます。

なんでこんなに泣けるのだろう。

・ご贔屓を追いかけていると自然と、その周囲の方たち、つまり同じ組の方たちは接する機会が多くなり、身内のような心境になってしまう
・入るのも、入ったあとも厳しい世界。役がついた、つかない、抜かされたなどの悔しさも目にしたり耳にしたりしているので想像がつく
・同じように、嬉しかったエピソードなども想像がつく
・退団するジェンヌさんとそのファンの関係を、自分とご贔屓に置き換えて感じてしまう
・単純に、宝塚の舞台で男役、女役の姿を見られなくなることが寂しい

言語化するとこんな感じでしょうか。まだ足りないかなぁ。

挨拶もそれぞれ・・

退団される方は千秋楽の舞台の最後に、ステージ上でお客様、共演者すべてが見守る中、宝塚歌劇団の正装である緑の袴でご挨拶をします。
舞台人ですから、このご挨拶ですらセリフのように朗々とお話される方もいっしゃいます。

せっかく考えてきても感極まって言葉に詰まってしまいそれがまたファンの涙を誘う、なんてこともあります。

ライターがいるわけではないでしょうから、自分で考えてこられるのだと思いますが、この挨拶、すごーく人間が出ます。ジェンヌとしての生き様が出るというか。
深みのある挨拶、唸らせる挨拶、笑わせる挨拶、えらいサッパリした挨拶。

本人をよく知らない場合でも、挨拶で惹きつける方、好感か持てる方がいます。
盛り込みすぎず、カッコつけすぎず。

楽しかったです、幸せでした、の前になにをもってくるか。
セルフプロデュースのプロフェッショナル達にとってもプレゼンテーションは難しいんだなぁと思います。

今日の方達はみな在団歴が長いこともあり、言葉に重みがありました。
仲間から慕われていた様子も、ファンに愛されていた様子も伝わってきます。

出会いが宝、共に過ごした時間が宝

誰の、どの挨拶でも共通していることは、結局、人との出会いが宝なんだ、ということ。
そしてその方達と過ごす時間が宝なのだということ。

いっぱい笑っていっぱい泣いた、いい千秋楽でした。
明日は目が腫れそうです(笑)