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No Takarazuka No Life

トークスペシャル in 東京 月組 に行ってきた 

現在東京宝塚劇場で公演中の「All for One~ダルタニアンと太陽王」が大好評の月組さんから、
月城かなとさん、 海乃美月さん、 佳城葵さんの3人をゲストにお迎えした宝塚友の会会員限定のトークイベント。
残念ながら、この後AFOは観る予定はないのだけれど、最高に面白かった公演の裏話が聞きたくて、行ってきました。
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月城かなとさん

センターには雪組から月組に組替えしたばかりの月城かなとさん。
組替えしたばかりといっても、大劇場公演のお披露目が今になってしまっただけで、
実際は美弥るりかさん主演の「瑠璃色の刻」からなので、すでに半年ほど月組生。
すっかり馴染んでいらっしゃるようです。

巨匠ネタ

小池修一郎先生の作品といえば、集合日に台本ができていない、最後まで書き終わっていない、は常套です。
今回も例外ではなかったらしく。
集合日は小池先生の「申し訳ありません!!」の謝罪から始まったとか。
タカラジェンヌのみなさんも慣れたもの。
「ですよね~~」という感じで冷静に受け止めたそう。
トーク中、最初はこうじゃなかったんだよね、というエピソードが何度も出てきたので、
よりよいものを作るために、何度も何度も練り直されて台本も変わったのでしょう。

壁、ドン!!

月城さん演じるベルナルドも当初はそんなにおかしな役ではなかったようなのですが・・・。
お話が進むにつれ、あれ・・・・?そういうことか・・?ご本人も途中で気がついたらしく。
護衛隊で話し合いをして改めて方向性を確認し(笑)、あの形に落ち着いたようです。
だんだん可笑しくなってきますよね。
憎めない護衛隊士、私はけっこう好きです。

「アクションロマネスク」

誰一人コメディだとは思っていなかったらしいです。
そりゃそうですよね。
アクションロマネスク、ですもん・・・

衣装について

月城さん演じるベルナルドの衣装は、1幕、ボタンがたーくさんついているそう。
その数なんと片袖40個!
全部で100個以上のボタンをつけて、あの大立ち回りをされているんです。
しかも、もしも激しいアクション中にほつれて舞台に落としでもしたら、危ないので、
ボタンのゆるみには神経質なほど神経質になっているれいこちゃんでした。
酒場の乱闘シーンではテーブルに突っ込むのが怖いそうです。
殺陣をカウントでつける先生で新鮮だったよう。

葵ちゃん

今回の目玉、密かにマークしていた葵ちゃん。
もう少しおしゃべりなのかと思いきや、ガチガチに緊張していて(笑)
緊張がほぐれた後半はとてもいい空気を出していましたがエンジンかかるのがちょっと遅かったかなー。
トクスペって下級生はものすごく緊張するようですね。
上級生とのお仕事ですしね。
葵ちゃん演じるバレエの振付師、リュリは男性が好きなキャラなのですが(小池先生の指定で)
ベルナルドのことは好きじゃないの?の月城さんからのツッコミに会場も大爆笑。

リュリ的にはベルナルドも好きで、本当は行きたかったので、明日から仕掛けます!と張り切っていました。
うーん、その姿、観たかったなぁ。

フィナーレ

舞台をご覧になった方は分かると思いますが、今回のフィナーレ、男役の群舞が超格好いいんですよね~!!
あのたくさんチャックがついている衣装、チャックの開け具合のこだわりは・・・・・
特にないそうです。
部屋着に欲しいくらい伸縮性もあり着心地がよいそうです。
おうちで着てたらちょっと格好よすぎてドキドキしますね。

フィナーレ振り付け担当のKAORI先生は歌いながら振りをつけていくので、難しかったとか。
群舞で合わせるためにはカウントに起こさないとみんなの共通認識になりません。
ここで、ダンスリーダー、華蘭さんやトシさんの登場です。
いやぁ、ダンスリーダーカッコいい!!

月組の印象

雪組から月組に組替えしてきた月城さん。
月組の印象を聞かれ、
下級生にいたるまでお芝居にちゃんと取り組んでいる。
特に新人公演などはついそのつもりはなくても本役の上級生に近づきたいあまり、似てしまったりすることが多いなか、
まず月組の新人公演では「あなたはこの役をどうやりたいの?」という問いが上級生からあるよう。
「自分はこの役をどうしたいか」という意見を下級生の頃からもつことを求められる。
「芝居の月組」という言葉こそ出てきませんでしたが、ファンの間では有名ですよね。
下級生にいたるまでお芝居が好きなんだな、ということがよく分かったエピソードであり、受け継がれる伝統なんだな、とよく分かりました。

まとめ

月組のみなさんから心配されてしまうほどゆるいメンバーだったようですが、外から見た月組の印象を月城さんから聞くことができたり。
下級生の2人にとっては、月城さんを質問攻めにしてしまうくらい、貴重なお話の場だったよう。
一流になりたければ一流の人のそばに行き、見て質問して感じて学べ!という言葉がふとよぎりました。
決して下心ではなく、一流の人と触れるべきだ!!と強く感じたトークショーでした。