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No Takarazuka No Life

カフェブレイクにみる星組2番手礼真琴さんの変化

TOKYO MXテレビで放送中の宝塚カフェブレイクで星組スターが登場し始めた。
トップバッターは礼真琴さん。
最近カフェブレイクご無沙汰だった・・・が随分と作りが変わったのね。セットも。。。

8つの質問に「礼の8」にみる礼真琴さんの自覚の変化

冒頭にスターに8つの質問が投げかけられる。
「礼の8」
そこにポンポンと答えてゆくのだが・・・。

3問目。

中井さん「憧れている人は?」

(満面の笑み)礼「紅ゆずるさん!」

中井さん「愛しているものは?」

礼「星組!」

私が注目したのはこの2問。
礼真琴さんといえば柚希礼音さんに憧れて受験を決意し、入団し、星組に配属になった奇跡・・というエピソードが有名。
てっきりここでも柚希礼音さんのお名前が出るかと思った。

だが礼さんはなんの躊躇もなく、現在の星組トップスター、紅ゆずるさんの名前を挙げた。

気を遣ってるわ・・とか、穿った見方をする人もいるかもしれない。
私も一瞬「あ、ちえさんじゃないのね」と思った。

でもこの答えに、今、礼真琴さんの中に起きているであろう変化を見た気がしたのだ。

そして続く「愛しているものは?」には「星組!」とのお答え。

かつての礼さんなら「姪っ子」とか好きな食べ物とかを挙げそうなものを(苦笑)。

立場が人を変えるというのは本当にそのとおりだと思う。
今の礼さんの発言からは明らかに視点が上がったことが感じられる。
自分の高み、自分の最高のパフォーマンスを追求する姿勢は変わらない。
ただそこに、組全体を見る、トップスターを支える、という立場・視点が加わった。

憧れていた柚希さんの在団中は少し距離があったかもしれない。
たくさん勉強できること、そばにいて感じることはあっただろうが「支える」という立場ではなかった。
柚希さんが卒業された今、尊敬や憧れの念は変わらないだろうけれど、違った関係性になっているのかもしれない。

それよりも紅さんを間近で2番手として支える日々の中で、苦労とか孤独とかも目の当たりにして、自分が主演になるイメージをより具体的に描くようになり、憧れの念が増したのではないか。
「星を継ぐもの」の意識が強く芽生えたのではないだろうか・・・。

紅ゆずるさんもある時期から発言が変わったな、と思った時があった。
「組子が」とか、「組の」という言葉がインタビュー記事などで度々出てくるようになった時、学年が上がるだけでなく、やはり立場が変わってきて意識が変わったんだろうな、と感じた。
正直その頃の紅さんは「組子が」と言いながらご自分のことで精一杯のようだったけれど。。。

礼さんは5月に初めて主演として全国ツアーを回る。
もうトップ決まりだよね、と見る向きもある。
現トップコンビの夏の退団も発表され、いよいよ礼真琴の時代は確実に近づいている。
早ければ年内にも。
次期主演と発表されている訳ではないけれど、もう水面下では決まってるよね。

なんだか急に大人びちゃった礼さんが頼もしく、眩しいような、寂しいような想いで見たカフェブレ。