2、3月の公演の東京宝塚劇場。お雛様が飾られている。
紅さん、綺咲さんが退団発表された直後の公演ということで。
すぐに辞めるわけではないけれど、一つ一つの重みが増すというか。
セリフの一つ一つ、デュエットダンスの一つ一つが身に沁みる。
初日は先生方のお出迎えもありお祭りムード(?)が漂う。
お芝居「霧深きエルベのほとり」
マルギットを捜索する場面が客席降り×ビール祭りでカオスなんだけれども、当たり前だけれども、通路が変わっていた。
あと、フロリアンのお衣装が、変わっていた。
たしかにタキシードで街中を闊歩する人はそうはいない。
レストランでマルギットを見つけて、紅さんにおパンチを食らう場面もこのスーツ。
多分、最後に着ているお衣装のコートの下がこれかな。
ショー「ESTRELLASー星たちー」
ショーも客席降りがあるため誰がどこに降りる??とみんな必死で探した。
照明のレーザーライト、東京宝塚劇場にこんな装置がついていたとは。
宝塚大劇場よりも東京宝塚劇場の方が明るくて鮮やかで綺麗。
例えるなら東京はブルーレイ、宝塚はDVD。。。。くらいの鮮やかさに差を感じた。
劇場のサイズ、舞台のサイズが少し小さくなったのと、大劇場で1ヶ月間公演した経験からか、ギュギュギュッとエッセンスが凝縮されて一層キラキラ感が高まったショーになった!
2番手礼真琴さんがまた一つ大人になったよ
礼真琴さんが、なんだか大人びて見えたのは次期トップの責任感か、七海お兄様に加え紅さん、綺咲さんの退団まで告げられいやでも自覚を持つことになったか。
私がこの感覚を受けたのは3回目。
1回目は柚希礼音さんが退団されるとなった時。
2回目はスカーレットピンパーネルで2番手として立った時。
そして今回が3回目。
数倍大きく見えた。
礼真琴さんの相手役への想い
紅さんと綺咲さんのショーの最後のデュエットダンスが大好きで、いつもウルウル見ている私。
お二人の信頼感、ラブラブ感が全て込められていて好き。
MISIAさんの音楽ともすごくマッチしている。
お二人のデュエットダンスを見ていて、私は紅さんの退団発表の記者会見を思い出していた。
紅さんが、ご自分の退団の意思を綺咲さんに伝えたときに、綺咲さんが一点の曇りもなく
「ご一緒に退団します」と即答してくれたことが嬉しかったと。
「いい相手役を持ったな」と思った、と語られていた。
紅さんはまさかトップスターになるとは、というくらい外野から意外に思われていたかもしれない。
でも紅さんが入団してそんなに注目されていなかった時代、こんなに素敵なトップスターになり、可愛い相手役に恵まれようとは誰が想像しただろうか。
もちろん紅さん本人だって想像していなかっただろう。
みんなまだ見ぬ相手(役)と出会う。
礼真琴さんは一体誰と組むのだろう。
もう出会っているのだろうか。それともこれから出会う方なのだろうか。
そして究極たどり着いた。
誰でもいい
ただ、礼さんが卒業するときに
「いい相手役を持ったな」
の一言を、礼さんから聞くことができれば、私はそれでいいと思った。
(でもね、本当は花組の舞空瞳さんにお嫁に来てほしいの・・・・)