清く 楽しく 美しく♪

No Takarazuka No Life

星組「霧深きエルベのほとり」

お正月の元旦公演。
プロローグから大階段が登場し、ビール祭りの華やかさ+お正月の華やかさを盛り上げる。
みんな同じちょっとダサめの(失礼)民族衣装なのかな、見分けがつきにくい。
礼真琴さんがショーのフィナーレレベルで一人爆踊りしているという。

紅さんは船乗りの格好がよく似合う。
船長が似合うんだよね。
大きな船に乗って「カモメよー♪」という例の有名な曲を歌う。

船乗り仲間に星組の男役スターさんたちが。
特に七海さんは今回が退団公演ということもあり、とても良い役。
七海さんも、カール、できると思うんだよなぁ。

麻央侑希さんがついに下級生たちに「馬鹿ー!」と怒鳴られてしまう役(涙)。
もちろん役のキャラクターなのだけれど、ちょっとびっくりした。
でも麻央さん、この方が気が楽なんじゃないか、なんて思ってしまった(麻央さんファンに怒られる・・・)

天飛奏音さんがとてもいい役。
船乗りになりたいと忍びこむが、実は病気の妹のためにお金がいる、危険な船乗りは稼ぎがいい、という当時の思考。

身分の差がはっきりとしていて、カールをマルギットが紹介する場面は「風と共に去りぬ」のバトラー船長とスカーレットの結婚式を思い出した。
あの時もみんなが反対してねー。
みんなメラニーの顔を立てるために出席していたな。

今回、フロリアンという、苦しい役の礼真琴さん。
マルギットと幼い頃より兄妹のに育ちながら婚約者で。
兄として、以上に妹を愛している。

私はこの話を最後まで見て、ハッピーエンドだと思えなかった。
最後にカールは自ら身を引き、また船に乗り海に帰っていく。
マルギットはフロリアンと結婚する。
本来収まるべき鞘に収まったということで、やはりそれが一番幸せなのだ、というのが当時のハッピーエンドらしい。
そうなのかな。
まだ疑問は残る。
まだ1度しか観劇していないので、もう一回観たら考えが変わるかもしれない。

蛇足だがどうもあそこまで大きい船と船長を観ると「パイレーツ・オブ・カリビアン」。
ジャック・スパロウを思い出してしまう。
カールは海に戻って7年に一度、陸に上がっって妻子に会いに来る。。。(呪われてないし)