清く 楽しく 美しく♪

No Takarazuka No Life

七海ひろきさんラストトークスペシャル②

千秋楽の日は愛に溢れていた
まず朝1番でいつも応援してくださるファンのみなさまの愛を感じ、楽屋に入れば同期の愛を感じ。
さらに下級生や組長さん、副組長さんはじめみんな会いに来てくれて組の愛を感じ。舞台ではお客様の愛を感じ。本当に幸せな1日だった。
2,500人のお客様全員が自分を見ているんじゃないか、と感じることができるくらい幸せだった。

初舞台の頃思い出しましたか
初舞台の頃って言うより、入学した頃の事とか思い出しました。

天希さんの七海平も評が面白い
爽やかで涼やかで。
やっぱり星組の上級生は力こぶでエイヤッ!!っていう方が多い中(要は体育会系なの)七海さんは爽やか。そして娘役さん達をヘイッ!って引っ掛けるところが素敵(←なにやってるんですか…)

自分では当たり前のことでも文化の違いというか環境が変わると珍しかったんでしょうね。

男役の黒燕尾は世界中どこ探しても宝塚にしかない。柚希さんの退団公演、DDダイヤモンド以来。お稽古場ではどうしても平場になってしまうし、鏡に頼ってしまうのだけれど、上級生の方からお互いを感じよう、感覚でやろうって言っていただいた。
一生懸命お稽古した。

星サギの場面
舞台を使ってのお稽古では唯一出てない瀬央ゆりあさんと振り付けの先生が2階から見て、もっと下とか右とか言って羽ばたきに見えるようにした。

私サソリなんです
さんざん話した後、自分がサソリであることを告白した天希さん。
そう、天希さんは最初は星サギちゃんたちにいたずらしに来るサソリで出ていて。
雷に打たれた後に白鷺に着替えて出てくるのだ。
あれはどういう気持ちなの?生まれ変わって改心して白鷺になってきたと思ってる七海さん。

天希さん的にはどうやらそうではないらしい。
そこはもう別の生物として演じている。
サソリも悪役ではなくイタズラしちゃうぞ、って可愛い感じだし。

ポップスターについて
中村暁先生の曲の抜粋の仕方が天才と思って。

♫行かなくちゃ桜の花びらが夜に散ってしまう前に♫
私が終わる頃は桜の花が夜に散る前だなぁ、あぁそういうの全部わかって先生この部分を選んで下さったんだなぁと思ってら天才!と思った。

七海ひろきさん最後のトークスペシャル in 東京

今日は「トークスペシャル in 東京 星組」だった。
f:id:yukopom:20190309011041j:plain

宝塚友の会会員限定のトークショーである。
この公演で、宝塚をご卒業される七海ひろきさんが登場。
なんと七海さんは6回目の出演ということで、最多出場記録である。
最後の七海さん観たさにプラチナチケットとなった今回。
高値で売買されるチケットに歌劇団は、HPで急遽、”当日の入場時に本人確認します”という措置を取る事態に。
以前からチケットの取り締まりには頭を悩ませていたようだけれど。
これで高額売買とかなくなるといいんだけどで。

お洋服
共演者は天希ほまれ(研7)、桜庭舞(研6)
エストレージャスのような雰囲気の星の散りばめられたドレスに対し、ブラック&ホワイトのお二人。引き立つようにシックにしたそう。

お芝居について
初演ではフックスという役の水夫がカールの妹ベティと結婚したらしいが、今回七海さんが演じるにあたり、新たに歌とセリフを追加し、トビアスという役になった。
上田久美子先生の愛を感じて感謝している。

司会の竹下さんから、「出会って1週間で結婚するってどう思いますか?
会場に対して「1週間で結婚した人いますー?(誰もいない)いないでしょ!
でも、カールの妹だということが1番大きかったんだと思う。カールの代わりに自分が幸せにしてやらなきゃって。
お芝居についてはね、みんなもっとうまくやれてと思いますよ。
フロリアンもっといけよ、とか、カールもっと貴族社会に馴染めるようにもうちょっと頑張れよ、とか。
まぁそしたら話終わっちゃうんですけど。
自分だったらもっとうまくやる方法を考える!という現実的だ。七海さん。

天希さん水夫と貴族の演じ分け
本公演では水夫、新人公演は貴族。立ち振る舞いが難しい。
本公演の水夫は、カールたちとは別の船に乗っている仲間、という設定らしい。
その名も
「ホットドック号」
カールたちが乗っているのは「フランクフルト号」だから、パンがついちゃった、と笑う。
みんな自分で名前をつけているそうで、天希さんは”ホマー・ベネディクト”

組み替えしてきた桜庭舞さん
こちらも本公演は酒場の女で、新人公演はフロリアンの妹という大変な違いのある役。
雪組時代お世話になった有沙瞳さんが本役さんなのでお化粧から髪飾りなど丁寧に教えていただいた。

ショー「エストレージャス」、スパニッシュロックについて
オープニングから紅さんの周りを娘役たちが踊る場面。
流れ星が5小節目に流れる、とかマニアックなお話だったが男役たちがその流れ星を見るために幕ギリギリに集まっているという。
願いをかけているんだって。みんなロマンチスト!

スモークの中をロングドレスで登場する桜庭さん。
星組の娘役は「ドヤっ!!」っていう感じなので、に客席笑。
確かにあの場面は「ドヤっ!!!」な娘役さん、揃ってるわ。
染まらなくっていいだよ、と。

組み替え経験について
会社で部署を変わると全然違うみたいに、雰囲気が全然違う。
特に自主稽古などで感じる。
でも、お友達が倍になる。一気に電話帳が増える。

(新しい組に)染まりすぎず、(前の組に)戻りすぎず、がいいとアドバイス。
確かに、このところの組み替えはみんなうまくいっている。
環境が変わると新鮮なんだよね。

組み替えしたら客席の雰囲気まで違う
宙組からきた七海さんからすると星組のファンは拍手も熱く(実演付き)、自分も舞台に出ている一員、くらいの勢い(なぬ?)。
褒められてる?

ああ宙組集合日。また今年は大きな変化の年な予感。

他組(ご贔屓が所属している組以外はすべ他組!)のスケジュールはノーマークだ。
そこまで追っかけていたら死んじゃうから。
なので劇団公式HPで退団者の発表を見て集合日だったことを知る。

今日は宙組が集合日だった。
集合日とは次回の公演に向けてお稽古を始める日。
トップスター以外のその公演で退団を予定している生徒はそこで退団を発表する。

だからご贔屓の組の集合日ともなれば誰か辞めるだろうかとドキドキソワソワしている。
贔屓がいい学年の方ならばビクビクしていることだろう。

今回もかなり大勢の退団が発表された。
時間の関係で、一度に8人までなんて噂を聞いたことがあるけれど。
7人でも十分長い。
f:id:yukopom:20190308003709p:plain

こんなに大勢いたら紹介する組長さんも大変、階段降り&挨拶も長い。
楽屋も手伝いにくる同期達で溢れ、入待ちも出待ちもさぞ時間がかかることだろう(余計なお世話)

さらに東京公演はトップスターが退団しない限り、千秋楽の日は2回公演。
15時半から始まって・・・・何時になるかしら。きっと中継やるだろうから中継観に行こう。
前にそのあと食事しようとして予約を入れたらギリギリになってしまったのだよな。
今回は長丁場を覚悟しておこう。

純矢ちとせさん。
もしかして専科もありかな?なんて思ったけれど・・・。
やはり今年七海ひろきさんがやめたことが大きいのかな。

宙組も力のある下級生が後にたくさん控えている。
今回、上級生がだいぶ抜けるので、かなり環境が変わる方がいるかもしれない。

「オーシャンズ11」

105期の初舞台生を加えて華やかに始まる

七海さん最後のカフェブレイク

宝塚カフェブレイク。星組の2番目は七海ひろきさん。
この公演で退団されるので、最後のカフェブレイクだ。

本当の最後ではないから、とポイントに黒いアイテムを身につけながらも全身白のコーディネイト。

なぜ私は七海さんのファンではないのだろう。

ショーで自分中心の場面をするのは初めてだという。
そうだったのか。

今回のショーはトップさんを見つめながら踊ることが多いらしく。
トップさんを感じながら踊ることが昔から好きだったという。

・・・礼真琴さんがトップの世界にはいたくなかったのか。
このまま行けばトップになるであろう礼真琴を2番手として支える選択肢はなかった・・・?

宝塚が好きな七海さんにとって宝塚を離れるという決断はとっても難しかったと思うけれど。
礼さんの2番手として存在する自分は考えられなかった、ということなのかな。
人気・実力ともに「礼真琴」というスターは認めていたとしても。
どこまで言っても彼女は可愛い下級生、なのかもしれない。

本当に宝塚という世界には不思議な風が吹く。
誰が歯車を狂わせた、なんて一人のせいにできる時もあるけれど

経済の世界のバタフライ現象、を連想してしまう。
よその組で狂った歯車を違う組で補おうとする。
どうしても劇団の思惑とファンの思惑は外れる。

七海ひろきさんはなぜトップになれないのだ。
なぜ美弥るりかさんはとトップになれないのだ。

この二人がトップスターになれないなら、一体誰がトップになるというのだ!

もう、なぜ自分が今七海さんを応援していないのかが不思議でならない。

「推しは推せる時に推せ」

私は私なりに「推し」の人がいるわけだけれど。

こんなにも美しくて、宝塚を愛していて、ファンを愛していて。
その微笑みが突然目の前から消えてしまうことが想像できない。

七海さん・・・今からお手紙を書いたら遅いだろうか。

プロデュース力に定評があるので、ぜひその力を生かして今後も私からよく見えるところにいてほしい。

夢は貸切!でも団体観劇ならできるかな。

ヅカヲタなら一度は、妄想したことがあるのではないだろうか。
オレの貸切公演。
宝塚の貸切公演っていくらでできるのかなーって試算したことがあるのは私だけではないはず。
単純に座席数×チケット代で計算したよね。

そこまで大それたことは出来なくても。
宝塚って、個人でも10名以上集まれば、グループ観劇、団体申し込みができるのだ。
これ、私のいつかやってみたいこと。

きっと学校行事とか、企業の福利厚生などで使われることが多いのだろうな。
でも同窓会とか、ちょっとしたイベントとか、なんか色々使えそうな気がするんだよね。

で、調べてみた。
ちゃんと、公式ホームページに載っていて、年内の公演はもう発売日も決まってる。
抽選らしいけど、10人なんてすぐに集まりそうだ。
希望者を募って最低単位の10人で申し込んで、もし足りなかったら声かけたらすぐ集まりそう。
ただ、半年くらい前の申し込みになるからヲタクはいいけど普通の人は予定わからないだろうなぁ。

お弁当付けて、お土産つけて個人的な観劇ツアーを組みたい!
これが私の密かな・・・野望である。

で、もしも貸切公演したらさ、私は当然SS最前列とかに座りたいんだけどさ。
でももし他にお客さんが入っていなかったらSS最前列に座っても意味ないんだよなぁ。
やっぱり満席にして、そんな中で自分がSS最前列に座っている、っていうシチュエーションがいいんだもんなぁ・・・。

宝塚宙組「群盗」日本青年館観劇

宙組日本青年館公演「群盗」を観劇した。
小柳奈穂子先生、大好きな天彩峰里さんヒロイン、瑠風輝さん2番手!というのが理由。

宙組ほとんど見ていないので、芹香斗亜さん合わせてこの3人くらいしか分からないというのもある。
でも、なんとなく面白そうだ、と思った。

実際始まってみるとどんどん物語の世界に引き込まれた。
原作は読んだことがない。
要は瑠風さんが悪役で瑠風さんの陰謀に嵌る話ね。くらいの予備知識。ひどい。

貴族の爵位を継ぐ、継がない、の話。
突然現れる異母弟。
その異母弟と策を巡らせるのが同じように日の当たる道を歩くことができなかった王の弟。
恋物語ももちろんある。
幼馴染でいとこ同士のアマーリア。
天彩さん演じるアマーリアは自分の信念に従い、命を賭けてカールを愛した。
男役(少年役)を演じることが多かったじゅっちゃんのヒロイン、めちゃくちゃ嬉しい。
昨年和希さんのコンサートでヒロインを演じ、大人っぽくなったなと眩しく見ていた。
私の中ではいまだに阿弖流為の「兔穂名」なんだけど。
そんな、じゅっちゃんに失礼すぎる。

王の役を演じた凛城きらさんが抜群にうまい。
晩年、カールを勘当してから気が触れてからの演技がまた秀逸だった。
太陽のような兄に嫉妬し憧れたフランツ、王位継承で幼い頃から運命を呪っていた王の弟、そして王。

王の弟の「なぜ私はあなたではないのか。なぜ私はあなたより先に産まれなかったのか。なぜ私の足は曲がって産まれたのか」

悲痛な叫びについ同情してしまう。
感情を移入する先が多すぎてどっぷり疲れてしまった。泣いたし。

本当の父のようにしたってきた王が死に、父も死に、フランツも死に。
愛するカールとは結ばれないことを悟ったアマーリアは、殺してくれ、頼む。
またここのセリフが痺れる。
気が強そうなじゅっちゃんにぴったり!

「私を殺して。(誰も動かないと分かると)誰も私の願いを聞いてくださらないの?
意気地のない群盗ね。なら自分でやるわ!」

それを聞いて、カールが「俺がやる」と。
愛する恋人は俺の手で殺す、と。

抱き止めて、キスして、そのまま刺すという、痺れるような場面だった。
アマーリアの「ありがとう・・・」にも泣けた。

下級生ばかりで知ってる人がいない。
でもみんな頑張ってた!
群盗って悲しいお話なんだけど、面白いお話だな。要はネズミ小僧なんだけどさ。
あまりにも駆け足だったのでもう少しお話をじっくり深く広げてほしい部分もあった。

瑠風さんはちょっと影のある役も似合うんだな
両方できるって最高じゃない。
フィナーレでも超かっこよかったし!

東京マラソン2019応援してきた!

予報より雨の振り出しが早かった3月3日ひなまつりの今日の東京マラソン。
ランナーもボランティアも沿道の応援もびっしょ濡れ!
最高気温9度という一般ランナーには過酷なコンディションの中、熱くて懐かしい景色が広がっていて、沿道の応援を目にした途端目頭が熱くなった。

昔は通過ポイントのタイムくらいしか知ることが出来なかったのに、GPSとスマホの発達により(?)ランナーが今どこを走っているのかが手に取るように分かる。
これに頼り過ぎて実はランナーに2回もスルーされてしまった。
こちらが特に派手な格好もせず、目立つ横断幕を掲げるでもなくだからなのだけれど。

自分が出走したときとコースが変わっていたところや、通行止めをしてるせいで出る出口を間違えるとうっかり対岸になってしまい、遠くなる。

それでも、銀座から日比谷、芝公園、三田あたりは庭みたなもんなので、土地勘があり移動には困らなかった。
誤算はランナーが予想よりいいペースで走ってくれて、列車移動が間に合わなかったこと!!

地下鉄降りても地上出るまでにかなり時間がかかってしまい、捕獲しそこねてしまったり。
執念で38キロ付近で捕獲。びしょ濡れでも元気だったぁ!

一度はボランティアで参加し、翌年ランナーで参加し、以降は応援に回って10年。
こんな悪天候の中で走って何が楽しいの??って思う人もいるかもしれない。
42キロなんて気が遠くなるよね。
たしかに、天気はいいに越したことないと思う、私も。
雨だと簡単に心折れちゃうなんちゃってランナーだから。

でも、楽しさも、知ってる。
達成感も。
昨日よりちょっと走れるようになったり、歩く時間が短くなったり。。と成長を実感することもできる。
大人になってそういう機会って求めないとなかなかないものだから。

私もまた走りたくなったもん。

そして、やっぱりこれも趣味・オタクの世界。
「走ってる」
っていう共通言語だけですぐに打ち解けられる。
だから年齢や性別が異なる一団があちこちにあった。

今日出走した方全員に心からお疲れ様とおめでとうと言いたい!