清く 楽しく 美しく♪

No Takarazuka No Life

きれいでなければ稼げません 渡辺ゆきよ

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私はこういうタイトルにホント弱いです。
きれいな人だから稼げるのか。稼げるからきれいでいられるのか。
タマゴが先か、ニワトリが先か。
「きれいになりたいし、稼ぎたい!」という女心にズドンとくるタイトル。ジャケ買いです。

突き抜けろ!!

「突き抜けたきれい」であってこそ、強力にご縁とお金を引き寄せる。
この本のエッセンスはまさにこの1文に凝縮されていると思います。
「中途半端なきれい」「普通のきれい」ではだめです。
「突き抜けたきれい」がポイント。

どう突き抜ける?

そうですよね~それができてたら今頃苦労していないよ。
突き抜けたきれいの造り方。
この本で言う「きれい」の定義は必ずしも容姿だけではありません。

第2章 パっと見のきれい
第3章 所持品・持ち物のきれい
第4章 心のきれい
第5章 ビジネスのきれい

1つ1つは、すぐにでも始められそうな、決して難しいことばかりではありません。
でもこれの項目すべてに気を配ったとき、確かにそこには突き抜けた「きれい」がありそうです。

すべては大変だし、どこかで聞いたことのある話もあったので、私が「新鮮だな」と感じたことに絞って紹介します。

☆太陽のような笑顔をつくるエクササイズ

①眉を上げる
②口を母音の「イ」を発声する形にする。自然と大頬骨筋が上がり目が細くなり目尻が下がる。
③そのまま自分のイメージの3倍くらい口角をあげ、歯を8本見せるようにする
④そのまま10秒キープ
もう、ちょっとやっただけで頬がキューっと痛くなります。
でもここまでして始めて、顔の筋肉に効いている感じ。使われず眠っていた筋肉を起こしている感じがします。

☆エクササイズで「運を動かす」

運を動かすから運動。運動で運気を呼び込む!

☆借りたものは使う前よりキレイにして返す

「きれい」は相手のため。思いやり。
きれいなひとはいなくなった後もきれい!

☆稼げる人は話を聞ける。ウンウン

うなづきの法則、大きく1回、うんうん=運運 で運を呼ぶ♪
そして「あいづち」は「打ち出の小槌」運が降って湧く♪

☆光るものはぴかぴかに光らせる。

ポスター1枚でもラミネート加工を施しピカピカに光らせると売り上げが上がる!

☆どんなときでも手を添える習慣

両手で扱うことで「大事なもの」「貴重なもの」という付加価値がつく。
両手を添える習慣つけるだけであなた自身の価値があがる!

☆お金がたくさん欲しいならまず先に「使う」

ポジティブなイメージ、感謝を込めて「お金たち」を喜んで送り出す。
喜び感謝とともに使ったお金は、あとで仲間をたくさん連れて帰ってきてくれます
「恩送り」ありがたいことに遭遇したらそれを自分で止めないで人にまわし、循環させましょう

☆美しい字で心を伝える

字が美しいとそれだけでその人の美がワンランクアップ♪

いかがでしたでしょうか。
なんか稼げそうな気がしてきましたか?
第5章ビジネスのきれい では、もっと具体的に営業をされている方には参考になるアドバイスが載っていました。私は営業職ではないので、できるところから、自分にあったところから取り入れます。
稼げるかは分からないけれど、私の理想とする「美しく運のいいひと」にはなれそうな気がしてきました!

月組「All for On」新人公演観劇

研7、蓮つかささんがようやく新人公演初主演の座を掴みました。
絶対に劇場で観る、と決めていた 蓮ちゃんの晴れ姿♪
この日を待ちわびたーーーー!

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新人公演とは。主演をする意味。

新人公演は研7、宝塚歌劇団に入団して7年間しか出演できません。
歌劇団が通常公演する宝塚大劇場・東京宝塚劇場の公演で1回ずつ、本公演と同じ衣装(基本的には)、生オーケストラ、演出をして公演します。
自分の学年近くに有望株がいたり劇団イチオシさんがいたりするとなかなかチャンスが巡ってきません。
しかし、この新人公演主演するということはトップスターへの登竜門。
新人公演主演+宝塚バウホールなどの小劇場での主演経験、というのはトップスターへの欠かせない条件なのです。
年末の祭典であるタカラヅカスペシャルも新人公演で主演をしないと出演できませんね。

蓮つかささん♪

宮城県仙台市出身。2011年4月「めぐりあいは再び」が初舞台。お、星組ですか。
アニメ「名探偵コナン」に出てくるミツヒコくんに似てます。分かりますか。
ちょっと線が細いかな?という印象はあるけれど、ハスキーなお声で歌もお芝居もとってもハートフルな男役さんです。

ダルタニアンは。

期待通り!期待以上!
本役、珠城りょうさんが体格と迫力ともにバーーンと豪快なので、それに比べればインパクトは小さいかもしれません。
歌劇でも「ダルタニアンと三銃士」ではなく「四銃士」だなんて評されていました。
しかし銀橋で主題歌を歌いスポットを浴びて2000人の観客の視線を一身に受ける姿はそれは華やかで、堂々たるものでした。

ダークホース

本役月城かなとさんが演じられたベルナルド。ダルタニアンにとって敵役であり、お笑い担当であり、今回のキーパーソンです。
本公演でジョルジュを演じた風間柚乃(かざま ゆの)さん、2014年3月初舞台の100期生が堂々と演じられました。
本公演で観たときに真風涼帆さんに似てるなぁなんてボンヤリ思っていたのですが。
お声も雰囲気も、月城さんのベルナルドに近かったと思います。しっかり笑いも取っていて◎。
次回、主演来るかもですね。月組を観る楽しみが増えました。

歌劇評では

すでに大劇場での新人公演を終えて、歌劇の9月号に劇評が載っていました。
今回のお芝居はあてがき、と言ってもいいほど、キャラクターの濃い本役さんたちです。
また学年もかなり上の経験を重ねた方たちばかりが主要な役どころを演じているため、新人公演学年メンバーでは
技術的にも醸し出す雰囲気もまだまだ経験不足な印象は否めないでしょう。
なかでも一樹千尋さんのマゼラン枢機卿、宇月颯さんのアトス、憧花ゆりのさんのアンヌ王妃は難しかったんじゃないかなと思います。

感想

新人公演は宝塚歌劇にしかない大変貴重で独特な学びの場。
本公演と同じ衣装、オーケストラ、セットを使用して、きちんと演出の先生もつき、お客様からお金をいただいて興行する。
主演の方は、真ん中に立つ経験をすることでその自覚と、お稽古で大変な経験をすることと、カンパニーをまとめる経験をすることで自信も着くのだと思います。
新人公演主演経験者って、その後の輝きがすごく変わるんです。見違えるほど。

というわけで新人公演大人気

最近は本っ当にチケットが取れません。
正直、未熟さはあります、本公演に比べたら。時間的・人数的な制約があるので演出も変わりますし。
しかし、この緊張感・新鮮さ・一生懸命さ、それを見守る劇場全体を包み込む温かい雰囲気がたまりません。
自分が経験できないことを、応援するスターを通してほんの少しでも想像し追体験する。
タカラヅカを観ると、ガンバロウって思えます。
今日もたくさんたくさん元気と勇気をもらいました!

宝塚雪組全国ツアー公演「琥珀色の雨にぬれて」「"D"ramatic S!」観劇

望海風斗さん、真彩希帆さんプレお披露目の雪組全国ツアー公演「琥珀色の雨にぬれて」「"D"ramatic S!」を観劇した。
会場は新トップスター望海さんの出身地でもある神奈川県は相模女子大学グリーンホール。
新生雪組、スタート!
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お芝居「琥珀色の雨にぬれて」

柴田侑宏先生の作品。初演 は1984年、高汐巴さん、若葉ひろみさんの花組公演。30年以上前の作品だったとは!
ど、どうりで・・・。
プロローグのタンゴ。
楽器はよく分からないが、バイオリンかな?弦楽器のソロメロディが流れるとゾクゾクゾクっとする。
私が初めて「琥珀〜」を観たのは2002年。
花組で匠ひびきさん、大鳥れいさんが主演で、トップスター匠さんのサヨナラ公演だった。
当時の感覚がよみがえるなぁ。

ジゴロ役者

話はお芝居から少し逸れるが、はるな檸檬さん の「ZUCCA×ZUCA(ヅッカヅカ)」というマンガをご存知だろうか。
はるなさんご自身もヅカファン(ヲタ?)。
これでもか!!というくらいヅカヲタの日常、心理を描かれていて「そうそうそう!!!」と強く共感しながら読んだもの。
そしてこれを読んで、ご贔屓を追いかける勇気をもらい、ヅカヲタとしての一歩を踏み出す決心がついた。

「ZUCCA×ZUCA(ヅッカヅカ)」6巻に出てくるジゴロ役者ネタ。
壱城あずささんこそジゴロ役者だ、とはるなさんは描いている。
実際には壱城さんはジゴロ役ではなかったようだが、ジゴロも似合っただろう。
ジゴロって今で言うホストみたいなものなのかな?

「男役なら誰もが一度は演じてみたいジゴロ」ではなくて、

ご贔屓が男役なら一度はジゴロ役を観てみたい!!っていうのがファン心理。ここ大事。

お芝居は1984年が初演と聞いて納得したが、最近の作品に比べるとスピード感に欠けるし単調な印象。
でも、30年前にオリエント急行でパリから北イタリアのマジョレ湖へ、青列車でニースへとか、なんだかアガサ・クリスティの世界。ロマンがある。

ショー「"D"ramatic S!」

ショーは早霧せいなさん、咲妃みゆさんのサヨナラ公演が記憶に新しい「"D"ramatic S!」。
望海さんのトップとしての船出にふさわしい場面が追加になっていて、「新生雪組、今スタートです!!!」という雰囲気が清清しくエネルギッシュで、とてもさわやか。
真那春人さんの、華やかで、落ち着いた存在感、星加梨杏さんの長身で整ったお顔立ちが目立っていた。

今日のイチオシジェンヌ!!

ご当地出身として紹介された朝澄希(あさずみ まれ)さん。
小柄だけど、星組の天路そらさんのような可愛い顔立ちでずっと気になっていた男役さん。
名前が分かってスッキリ。これから注目しよう!

それにしても・・・・「CAPTAIN NEMO」で別箱の主演をしている2番手彩風咲奈さんはじめ、今回月組から加入した朝美絢さん、華やかな永久輝せあさんがこの場いないのが実に、惜しまれる。いたら間違いなく彼女たちこそ

ジゴロ役者だったのに!!!


新生雪組。

宝塚大劇場お披露目は11月10日からの「ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」。
星組からの組替え、綾凰華さんも加え全員そろったとき、いったいどんな色に変化するのか。
無敵で危険な匂いしかしない。
今から楽しみでたまらない!

宝塚月組「All for One」観劇

お披露目公演だった「GRAND HOTEL」が観られなかったため、久しぶりの月組さんでした。
のどごし爽やか。甘過ぎず、クド過ぎないハッピーエンド。
観劇後はすっきり爽快!一気に駆け抜けた清々しい作品でした。
三銃士に太陽王ルイ14世のお話のせいか?月組さんのファン層なのか?見慣れた星組の客席より男性率が高く感じます。
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イケメンすぎる三銃士たち

NHKのアニメ「三銃士」が真っ先に浮んでしまうのは私と同年代です笑
主役のダルタニアンはもちろん、アトス、アラミス、ポルトス、が出てくる三銃士のお話は私もおぼろげに覚えています。

アトス、宇月颯さん。
落ち着いた演技と貫禄。銃士隊のリーダーにふさわしい冷静沈着さ。
お髭の渋いことと言ったらたまりません。

アラミス、美弥るりかさん
世紀の美男子、イケメン神父。まさに美弥さんのために描かれたような役どころ。
「イケメン神父に懺悔をすればすべての罪が許される」
声もとってもセクシーです。

ポルトス、暁千星さん
酒好きで力自慢のポルトス。
ありちゃんにはちょっと可愛すぎるところもあったけど、ムードメーカーなところは十分伝わりました。

敵役のみなさま

なんといっても、今回が月組デビューとなった月城かなとさん。
敵役で、憎たらしい存在かと思いきや、あんなにカッコいい容姿なのに誰にも振り向いてもらえず、
まじめに仕事をすればするほど可笑しくてたまらない、なんとも愛らしいキャラクター作られていました。
優等生のイメージが強かったのですが、「ローマの休日」のマリオが転機かしら。殻を破った感じですね♪

モンパシェ夫人、沙央くらまさん
豪快にして妖艶、えーーっと、美しい。ええ、美しい、でも怖い笑。
思い切って脚を出した衣装といい、はっちゃけた演技といい、新境地な感じがしました。
今までの娘役さんには(って沙央さんは男役さんですけど)到底出せない迫力と存在感がありました。
潔し!コマさん!
フィナーレでは銀橋でデュエットもしていましたね。ボブの鬘がお似合いでした。

チャピ先輩

今回のお芝居は愛希れいかさんのパフォーマンス力なくしては成り立ちませんでした。
巧みに女性と男性を演じわけられ、物語の世界にお客様をすっかり引き込んでいました。
男役経験があるとはいえ、愛希さんのパフォーマンス力の高さが今回の肝だと思います。
出ずっぱりで、本当に大変だったのではないでしょうか。
本当に力のある人なのだと思います。

小池ワールド

セットが「眠らない男ナポレオン-愛と栄光の涯に」と、「るろうに剣心」の鹿鳴館の舞踏会のセットで懐かしかったです。
歌もお芝居も安心して観ていられる力のある方ばかりで笑いも見応えもたっぷりありました。
さすが小池修一郎先生の脚本です。

フィナーレ

フィナーレは美弥るりかさんの銀橋ソロから始まります。
主題歌をたっぷりと美しく聴かせます。珠城さんとは違う魅力。
珠城さんが剛なら美弥さんは柔。
続く男役の群舞もイケメンがそろいすぎていて目が足りません。

最後に

真咲さんが退団して以来初の月組観劇となりました。
私を劇場まで連れてきた衝動は、月城かなとさんの加入です。
プログラムまで購入し、1回の観劇では足りず、もう1回観劇する予定です。
組替えってファンの需要を動かす効果、ホントにあるのですね。
動かされた本人が言うのだから間違いない!

2018年2月の宝塚星組公演、振り分け予想「うたかたの恋」vs「ドクトル・ジバゴ」

宝塚歌劇団公式HPの発表により2018年2月の星組のスケジュールが出ました。
星組の誰がどちらの公演に出演するのか。
もっと言うと、礼真琴さんと七海ひろきさんがどっちに出るんですか!!
ファンとしてはスケジュールが大ーきく変わりますから、死活問題です。
星組の大劇場公演中の来月くらいには発表されるのでしょうが、いてもたってもいられないのでちょぴっと早く予想してみました。

「うたかたの恋」

2018年2月2日(金)~25日(日)名古屋中日劇場
紅ゆずるさん、綺咲愛里さん主演
「うたかたの恋」「Bouquet de TAKARAZUKA」
「うたかたの恋」はハプスブルグ家の皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの儚い愛の物語です。
宝塚でも何度も再演を重ねられてきました。
ミュージカル「エリザベート」でもエリザベートの息子である皇太子ルドルフがピストルで自死するシーンがあります。
オーストリーアのウィーン郊外、マイヤーリンクで実際に起きた心中事件。史実でもあります。

紅さんは立ち姿も華やかで明るく、俺様的な役がお似合い、アドリブもお上手なのでコメディこそ真骨頂、と見る方も多いと思います。
ですが私は陰のある繊細で頼りない危なげな、儚げな紅さんの役と芝居が好きなんです。
「眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯に-」のマルモンとか、「The Lost Glory-美しき幻影-」のロナルド・マーティンとか。
きっと皇太子ルドルフも繊細に演じられるんだろうなぁと今から楽しみにしています。白い軍服もお似合いでしょう。
綺咲さんのピュアなマリー像も目に浮かぶようです。

「ドクトル・ジバゴ」

2018年2月4日(日)~13日(火)梅田芸術劇場シアタードラマシティ
2018年2月20日(火)~26日(月)TBS赤坂ACTシアター
轟 悠さん主演。ロシアの作家ボリス・パステルナークの代表作「ドクトル・ジバゴ」を原田 諒先生がオリジナルミュージカル化します。
原田先生、続くのですね。次の星組大劇場公演「ベルリン、わが愛」も原田先生です。
”20世紀初頭、革命前後の動乱期のロシアで純真な心を持つ詩人でもある医師ユーラ(ユーリィ・アンドレーヴィチ・ジバゴ)と彼が愛し続けた運命の女性ラーラが辿る波乱の生涯を描く”。
運命の女性・・・・?女性・・・?

相手役は誰!?

これまで専科生として轟さんが主演した作品では各組トップ娘役、もしくは次期トップ娘役と組むことが多かったです。
夢咲ねねさん、実咲凛音さん、仙名彩世さん、妃海風さんなどなど。
綺咲さんが「うたかたの恋」に決まっている以上、いったい誰がお相手役に選ばれるのでしょう。

うたかたの恋の主要な役は?

再演が繰り返されていますが、実は私、1度しか見ておりません。
凰稀かなめさん、実咲凛音さんの宙組時代、全国ツアーでこの作品だったたので初めて観ました。
このときのプログラムがこちら。
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このときの2番手は朝夏まなとさんでしょうか?
あまり話もよく分かっておりません。
この公演で2番手を務める方がまぁ様の役を演じるのかな。
今の星組なら礼真琴さんか七海ひろきさんのどちらかでしょうか。
もちろん、どちらでもない可能性だっておおいにありますよね。

・・・で、ドクトル・ジバゴの相手役は??

で、ラーラは?
こちらもお二人に可能性があるのでは!?
お二人とも「風と共に去りぬ」のスカーレットを経験されるなど娘役としての実績は十分お持ちですし、なにより美しいですから・・・。
ただ、礼さんにしても七海さんにしてもそんなことになったらファンとしては暴動ものです。

ジタバタしても仕方ない

勝手に大予想を繰り広げあーだこーだ騒いで楽しんでる私をみて先輩がひと言。
「私は決まったことを受け入れるタイプだから」。
いやーーん。
最後はそうなるんですけどー。先輩、オトナっす。
でも、こうやって騒いでる時間が楽しいんですよ♪当たっても当たらなくても。

ちなみに

個人的には名古屋中日劇場に行きたいです。
なぜなら「あつた蓬莱軒」のひつまぶしが食べたいから・・・・!
なんだ、結局食べ物かい!!公演とか振り分け関係ないんかい!!というお話でした。
いやいや。どちらになっても観に行きます!!

10倍早く書ける超スピード文章術 上阪 徹

1日にいったいどのくらいの文章を書いていますか。
プライベートのメールだけでなく、仕事上のメール、レポート、企画書、プレゼン資料。
PR記事、社内報、営業日報、議事録。
それだけでも苦労しているのに、さらにブログ、Facebook、インスタグラムなどで発信しようとしている。
1日に与えられた時間は誰しも24時間。
思いを発信したい、同じ志をもつ仲間とつながりたいのに、その時間が足りない!
もっと短時間で思いを言葉にすることができたなら。もっとたくさん発信することができるのに。
魔法の杖を探しているわけではありません。
もどかしい思いを抱えてTSUTAYAへ行ったところこの本と目が合いました。
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素材が9割。

これです。私はこの言葉がこの本のキモであると思いました。
いかに素材を集めるか。
素材とはなにか。
それさえ分かれば文章は一気に書けます。
敏腕記者もベストセラー作家も同じ。すべてはネタ集め、から始まるのです。

うまく書こうと思うな

うまい文章を書こうと思うと手が止まります。
かっこつけて慣用句とか使っても、自分もイマイチ意味が分からない言葉は読んでるほうも分かりません。
うまいこと言った!と思ったときは全然うまくないんです。
それより、「分かりやすい」文章を目指すべきです。

「具体的な事実」「エピソード」「数字」を使う

せっかく集めた素材を自分で「表現」にまとめると抽象的な分かったような分からないような文章になってしまいます。
(例)いい会社です
→え?どこが?どのあたりがいい会社なのよ??
聞きたくなりますね。
ここで素材で集めた具体的な事実、数字を、そのまま使うんです。

社員が5年間1人も辞めていない会社です。
社員の有給休暇消化率100%です。
社長が年度末に金一封をくれるんです、など。

おー、それは、いい会社だ!

読者を決める

読む人をイメージせずに書くのは暗闇でプレゼンするようなもの。誰が聞いているのかが分かれば、話し方も使う例も違います。
誰も思い浮かばないときのとっておきの方法は、知人の1人をイメージすること。
年齢や属性で特定の層をイメージするのも良し。
みんなに向けた文章は結局誰にも伝わりません。

書き出しの役割はその先が読みたい、と思ってもらうこと

「そうだよね」「ふむふむ」「へぇ!」「ほー」と思える内容を書き出しに盛り込むこと。

素材は多く集めて後で削る、が1番早い

素材の集め方は、ひたすらメモする!です。
「自分が体験したこと」はもちろん「見たもの」もメモ。「見た情報」を文章にすることで臨場感を高められます。
(例)社長室に重厚感を感じた、なら重厚感の「中身」を書きましょう
壁やカーペットの色、テーブルやソファーの特徴は、窓から見える景色は、など、「重厚感」のひとことで片付けない!

形容詞だけを書いても何に感動したのかが伝わらない

「面白かった」「嬉しかった」「気持ちよかった」
情景が思い浮かぶよう、具体化するようにしましょう。
あるいは、形容詞を使わない、もテです。
形容詞を禁じると素材に意識が向きます。
すごく寒い=温度計が零下5度をさしている、手袋をしても手がかじかむほどだ。軒下にはツララが20cmほどに伸びていた、など。

最後に

観劇の感想などをSNS含め発信しようとするとつい、「綺麗だった」「面白かった」「感動した」「豪華だった」。
形容詞ばかり。
形容詞を増やすことが語彙を増やすことだと思っていました。
そうではなく、もっと素材を集める。「具体的な事実」「エピソード」「数字」にフォーカスして文章を書きたいです。
決して内輪ウケ・内輪ネタにならないよう、分かりやすい文章を目指し励みます。
少しでも文章を書く際の参考になっていたら嬉しいです。

歌劇9月号「陽月華の今月の華」が素晴らしい!

歌劇9月号が届きました。
定期購読しているので、発売日は毎月5日ですが、少しだけ早く届きます。
読み応えがありすぎる歌劇。毎月毎月情報がありあすぎて正直もてあましていたのですが今回は受け止め方が違いました。
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「宝塚GRAPH」派と「歌劇」派

宝塚歌劇にはタイプ・目的の異なるいくつかの書籍があります。
なかでも毎月発売されるファン必読の情報源が「歌劇」と「宝塚GRAPH」。
とりあえずこの2冊さえ押さえておけば、宝塚の「今」が分かります。
とはいえ、この2冊もかなり毛色が違います。
「宝塚GRAPH」はカラーページが多く、舞台写真・オフショットなどビジュアル重視な書籍です。
写真集的な感じであまり深く考えずにパラパラ~っと気軽に読むことができるイメージです。
対談記事などもありますが、文字情報は少なめ。
また、タカラジェンヌ本人が執筆しているページは数えるほどしかありません。

これに対し「歌劇」は”文字中心”。なかなか手強い読み物です。
公演の前に「座談会」といって演出家と生徒が話をする様子が誌面で読めたり、劇評も多く載っています。
観劇前に読んでおくとより理解が深まります。
カラーページは少なめ。

特筆すべきは、タカラジェンヌ自らが取材・執筆しているコーナー「楽屋日記」「えと文」「組レポ」など、が数多くあることです。
これはファンにとってかなり貴重です。
時には普段見られないお稽古場や楽屋、宴会で撮影した写真が掲載されることも・・・・・!
このときばかりは、カラーにしてーーー!!と心底思いますが。

9月号で突然なにが起きたのか

元宙組娘役トップスター陽月華さんのコーナーがあります。
「陽月華の今月の華」
毎回劇評を書かれているのですが、今月号では先日の日本青年館こけら落とし公演、礼真琴さん主演の「阿弖流為」についてでした。
ウメちゃん、確かに劇場でお見かけしました。
この「阿弖流為」の感想というか評価がものすごく秀逸で、まさに私の感じたことがすべて表現されていました。
私は書こうとしてもこんな風には表現できなかった。気持ちよいくらい、代弁されていたのです。そうそう!!!と。
OGだからこその視点、礼さんが初舞台を踏んだころを知っているからこそ言えること、同じ舞台人としての視点など。
おこがましいのですが、陽月さんの表現力、文章力に心底惚れました。
そして、「阿弖流為」をこんな風に評価してくれたことが嬉しかった。

「歌劇」から学ぶこと

今私は「書く」ことについて勉強中です。
書き方、構成、言葉の使い方、選び方、表現力、何を伝えたいか。
本を読んだり、習ったり、実践だ!とひたすら書いてみたりしています。
そんな勉強中の視点から歌劇を読むと、今まで見えなかったことが見えてきました。
私は専門家ではないので、本当のところは分かりません。
タカラジェンヌは、歌・踊り・お芝居で自分を表現し、伝えることが仕事です。
その手段が、文章、ことばというかたちになっても「自分の思いを表現する」「伝える」ためにどんな言葉を選ぶか、表現をするか、自然と最適なものを選ぶことができているのかもしれません。
陽月さんに限らず、思わず引き込まれる文章が多く、とても参考になりました。
ただでさえ興味があるのに、こんな素晴らしい教科書はありません。
これからは歌劇、すみずみまで読みます!